中国・北京の裁判所で争われた離婚訴訟で、妻が結婚していた5年の間に負担した家事労働の対価として、約80万円相当を夫から妻に支払うよう命じる判決が言い渡されました。
中国人民ラジオ(CNR)によると、夫側が昨年10月、北京の地方裁判所に離婚を申し立てたのに対し、妻側は260万円相当の補償を請求しました。妻側は、夫が一切の家事のことをほとんど気にかけず、分担もしなかったので、子育てや家事労働は自分が1人で負担しなければならなかったと訴えています。
判決では、夫婦の共同財産を均等に分割するとともに、夫から妻へ家事労働の対価として約80万円相当を支払うよう命じました。妻側は息子の親権も獲得し、夫側は月額約3万円の生活費を支払うよう命じられました。