インドとパキスタンで領有権を争うカシミール地方について、両軍が共同声明を発表し、停戦ラインを順守することで合意したと明らかにしました。
インド軍とパキスタン軍は25日、共同声明を発表し、両軍が対峙するカシミール地方での停戦順守で合意したと明らかにしました。カシミール地方をめぐっては、2019年にインド政府が支配地域の自治権をはく奪し、直轄領として以降、武力衝突が相次ぎ、双方に死傷者が出ていました。
インドの地元メディアによりますと、停戦ラインの周辺住民への脅威を和らげるための合意とされていますが、引き続き、停戦ライン付近での兵力は維持される見通しで、両国の緊張緩和につながるかは不透明です。