米西部べいせいぶカリフォルニア州しゅうにあるネット通販大手つうはんおおてアマゾンの倉庫そうこで、返品へんぴんされた荷物にもつから猫ねこが見みつかった。約やく１０００キロ離はなれた西部せいぶユタ州しゅうの飼かい主ぬしが発送はっそうした際さい、段だんボール箱ばこに入はいったまま閉とじ込こめられていたとみられ、駆かけ付つけた飼かい主ぬしと無事再会ぶじさいかいした。

アマゾンの倉庫そうこに４月がつ１６日にち、９０センチ角かくの段だんボール箱ばこが届とどいた。返品へんぴんの作業用さぎょうようブーツとともに、おびえた様子ようすの猫ねこが出でてきた。

日頃ひごろから猫ねこの救済活動きゅうさいかつどうに取とり組くんでいた従業員じゅうぎょういんのブランディ・ハンターさんが呼よび出だされ、少すこしずつ慣なれさせて家いえに連つれ帰かえった。

翌日獣医よくじつじゅういにみせたところ、軽かるい脱水症状以外だっすいしょうじょういがいに異常いじょうはなく、飼かい主ぬしの情報じょうほうが入はいったマイクロチップを装着そうちゃくしていることが分わった。

ユタ州しゅうに住すむ飼かい主ぬしのキャリー・スティーブンス・クラークさんはそのころ、１週間前しゅうかんまえから行方不明ゆくえふめいになった６歳さいの猫ねこ「ガレナ」を必死ひっしに捜さがしていた。

カリフォルニア州しゅうから猫ねこを見みつけたと電話でんわがあり、家中かじゅうが泣なき笑わらいの嵐あらしになったという。

クラークさんによると、ガレナはもともと箱はこに入はいって遊あそぶのが大好だいすきだった。４月がつ１０日とおかに夫おっとのマットさんがブーツの荷造にづくりをした時とき、ふたを閉とじた状態じょうたいで別室べっしつへはさみとテープを取とりに行おこなったすきに、ガレナが中なかへ入はいり込こんだとみられる。

荷物にもつはそのままテープで封ふうをして発送はっそうされた。箱はこのつなぎ目めにすき間まがあったため酸欠さんけつにならず、暑あつくも寒さむくもない気候きこうだったという幸運こううんが重かさなって、ガレナは無事ぶじに倉庫そうこまでたどり着ついた。

はるばる獣医じゅういの診察室しんさつしつに駆かけ付つけたクラークさんとガレナの再会さいかいシーンを、ハンターさんが撮影さつえいしてネットに投稿とうこうした。

クラークさんはマイクロチップの重要じゅうようさを訴うったえ、「再会さいかいできたのは神様かみさまのおかげ」と話はなしている。