日本一早いさくらんぼの初競りは、山形県内有数の産地である天童市の市場で5日に行われました。
競りにかけられたのは高級品種の「佐藤錦」3箱で、天童市の農家が新年の初競りに向けて農業用ハウスで特別に栽培したものです。
このうち粒の大きい2Lサイズで1箱500グラム入りが150万円で競り落とされました。
JA全農山形によりますと、天童市での初競りの落札価格はこれまで100万円が最高だったということで、今回はそれを大幅に更新したことになります。
落札した卸売会社の萬年憲一営業二課長は「去年は猛暑の影響でさくらんぼに被害が出て大変だったが、ことしは山形でフルーツ栽培が始まって150年ということで、いい年になってほしいという思いを込めて150万円で落札した」と話していました。