日本新闻: WHO「ヒトメタニューモウイルス感染症」中国で感染増も想定内

WHO「ヒトメタニューモウイルス感染かんせん症しょう」中国ちゅうごくで感染かんせん増ぞうも想定そうてい内ない

Jan 8, 2025 11:01

Furigana

WHO＝世界せかい保健ほけん機関きかんは7日にち、北半球きたはんきゅうでの呼吸こきゅう器き系けいの感染かんせん症しょうの流行りゅうこうに関にかんする報告ほうこくを公表こうひょうし、熱ねつやせきなどの症状しょうじょうが出でる「ヒトメタニューモウイルス感染かんせん症しょう」について中国ちゅうごくで感染かんせんが増ふえていることが確認かくにんされた一方いっぽう、感染かんせん者しゃの規模きぼはこの時期じきに想定そうていされる範囲はんい内ないだと明あきらかにしました。

「ヒトメタニューモウイルス感染かんせん症しょう」は、熱ねつやせきなどの症状しょうじょうが出でる感染かんせん症しょうの1つで、高齢こうれい者しゃや乳幼児にゅうようじなどが感染かんせんし発症はっしょうすると重症じゅうしょう化かするおそれもあります。

去年きょねんの終おわりごろから中国ちゅうごくで拡大かくだいしていると地元じもとメディアが伝つたえているほか、インドやインドネシアでも感染かんせんが確認かくにんされています。

こうした中なか、WHOは7日にち、北半球きたはんきゅうでの呼吸こきゅう器き系けいの感染かんせん症しょうの流行りゅうこうに関にかんする報告ほうこくを公表こうひょうし、このなかで、中国ちゅうごくでのヒトメタニューモウイルスなどの感染かんせん状況じょうきょうについて言及げんきゅうしました。

WHOは「中国ちゅうごくの発表はっぴょうデータでは、ここ数すう週間しゅうかんの間まに急性きゅうせいの呼吸こきゅう器き感染かんせん症しょうが増加ぞうかし、特とくに北部ほくぶでヒトメタニューモウイルスなどの感染かんせん者しゃ数すうが増ふえている」と指摘してきしています。

一方いっぽうで「感染かんせん者しゃ数すうの増加ぞうかは、北きた半球はんきゅうの冬ふゆのこの時期じきに想定そうていされる範囲はんい内ないだ」として今後こんごも中国ちゅうごく当局とうきょくと協力きょうりょくして監視かんしを続つづけるとしています。

WHOのハリス報道ほうどう官かんは7日にち、ジュネーブでの会見かいけんで「ヒトメタニューモウイルス」が新あたらしいウイルスではないことや、かぜに似にた症状しょうじょうを引き起ひきおこすものの、致死ちし率りつは低ひくいことなどを説明せつめいしていて、過度かどな不安ふあんを引き起ひきおこすのを避さけるねらいもあるとみられます。