フェイスブックやインスタグラムなど大手SNSを運営する米メタが7日、専門家によるファクトチェックを廃止するなど投稿内容チェックの方法を大幅に変更すると発表しました。しかし同時に、憎悪コンテンツの投稿に関する利用規定も密かに改訂され、これまで認められていなかった内容の投稿が可能になりました。
例えば、「女性を家庭用品や所有物のように言うこと」、「トランスジェンダーまたはノンバイナリージェンダーの人を『それ(it)』と呼ぶこと」を禁止していた項目は削除され、こうした表現が許容されるようになりました。新たに設けられた項目では、「トランスジェンダーや同性愛に関する政治的・宗教的言説を考慮し、性別や性的指向に基づく精神疾患や異常性の主張」を許容するとしました。
かつてそうした投稿は、利用規定に従って削除されていました。