小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しが立候補りっこうほを表明ひょうめい 加藤かとう元もと官房かんぼう長官ちょうかんは10日にちに会見かいけんへ

6日にちも各氏かくし、視察しさつやあいさつ回あいさつまわりを行おこないました。

小泉こいずみ氏し 総裁そうさい選せん立候補りっこうほ「できるだけ早期そうきに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさん」

小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しは6日にち午前ごぜん11時じから東京とうきょう都内とないで記者きしゃ会見かいけんしました。

冒頭ぼうとう、小泉こいずみ氏しは「自民党じみんとう総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほする。自民党じみんとうが真しんに変かわるには改革かいかくを唱となえるリーダーではなく改革かいかくを圧倒的あっとうてきに加速かそくできるリーダーを選えらぶことが必要ひつようだ」と述のべました。

その上うえで「長年ながねん、議論ぎろんばかりを続つづけ、答こたえを出だしていない課題かだいに決着けっちゃくをつけたい。総理そうり・総裁そうさいになったら1年ねん以内いないに実現じつげんする改革かいかくと中ちゅう長期ちょうきを見据みすえた改革かいかくの方向ほうこう性せいを説明せつめいする。そしてできるだけ早期そうきに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんし、中ちゅう長期ちょうきの改革かいかくプランについて国民こくみんの信しんを問とう」と述のべました。

また、改革かいかくの前提ぜんていになるのは政治せいじの信頼しんらい回復かいふくだとして、政治せいじとカネの問題もんだいを受うけて党とうから議員ぎいんに支給しきゅうされる「政策せいさく活動かつどう費ひ」を廃止はいしするとともに、国会こっかい議員ぎいんに支給しきゅうされる旧きゅう「文書ぶんしょ通信つうしん交通こうつう滞在たいざい費ひ」、現在げんざいの「調査ちょうさ研究けんきゅう広報こうほう滞在たいざい費ひ」の使い道つかいみちを公開こうかいし、残のこった金額きんがくの国庫こっこへの返納へんのうを義務付ぎむづける考かんがえを示しめしました。

さらに政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに不ふ記載きさいがあった議員ぎいんを次つぎの選挙せんきょで公認こうにんするかどうかは説明せつめい責任せきにんを果はたしてきたかや地方ちほう組織そしきの意見いけんなどを踏ふまえ、新あらたな執行しっこう部ぶで厳正げんせいに判断はんだんする方針ほうしんを示しめしました。

そして「政治せいじ資金しきん問題もんだいの当事者とうじしゃとなった議員ぎいんは、国民こくみんへの説明せつめい責任せきにんを果はたし選挙せんきょで信認しんにんを受うけるまで要職ようしょくに起用きようしない」と述のべました。

一方いっぽう、経済けいざい政策せいさくをめぐっては、聖域せいいきなき規制きせい改革かいかくを進すすめるとして成長せいちょう分野ぶんやのスタートアップや中小ちゅうしょう企業きぎょうに人材じんざいが流ながれる仕組しくみをつくるために解雇かいこ規制きせいを見直みなおし、リスキリングや学まなび直なおしの環境かんきょう整備せいびを進すすめると説明せつめいしました。

また、一般いっぱんのドライバーが有料ゆうりょうで人ひとを運はこぶ「ライドシェア」を、全面ぜんめん的てきに解禁かいきんする考かんがえを示しめしました。

憲法けんぽう改正かいせいをめぐっては「自衛隊じえいたいを明記めいきすることがダメなのかどうか、国民こくみんに聞ききたい」と述のべ、国民こくみん投票とうひょうを実施じっししたいという意向いこうを示しめしました。

「選択せんたく的てき夫婦ふうふ別姓べっせい」については、認みとめる法案ほうあんを国会こっかいに提出ていしゅつする方針ほうしんを示しめし、「30年ねん以上いじょう議論ぎろんを続つづけてきたこの問題もんだいに決着けっちゃくをつけ、一いち人にん一いち人にんの人生じんせいの選択肢せんたくしを拡大かくだいする」と強調きょうちょうしました。

石破いしば氏し SNS投稿とうこう動画どうがを撮影さつえい「何なにでもできることはやる」

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうは、6日にち午前ごぜん、SNSに投稿とうこうする動画どうがの撮影さつえいを行おこないました。

石破いしば氏しは、カメラに向むかって愛読あいどく書しょを紹介しょうかいしたり、子こどものころの夢ゆめや高校こうこう受験じゅけんの時ときに食たべたインスタントラーメンの思い出おもいでを語かたったりしていました。

このあと記者きしゃ団だんに対にたいし「『石破いしばさんって怖こわそうだよね。難むずかしい話はなしばかりしてるよね』というのを少すこしでも払拭ふっしょくできたらいいと思おもって動画どうがを配信はいしんしている。今回こんかいの総裁そうさい選挙せんきょは最後さいごの戦たたかいだと言いっており、何なにでもできることはやる」と述のべました。

一方いっぽう、石破いしば氏しは小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しの立候補りっこうほ表明ひょうめい会見かいけんを視聴しちょうし「さわやかで力強ちからづよい感かんじだ。当選とうせん前まえから小泉こいずみ氏しを知しっているが、その時ときのイメージそのままだ」と感想かんそうを述のべていました。

また石破いしば氏しは、6日にち午後ごご、日本にっぽん外国がいこく特派とくは員いん協会きょうかいで記者きしゃ会見かいけんし、ロシアによるウクライナ侵攻しんこうについて「『きょうのウクライナはあすの北東ほくとうアジアだ』と広ひろく言いわれるようになった。なぜウクライナで抑止よくし力りょくが働はたらかなかったのか、日本にっぽんの問題もんだいとしてきちんと検証けんしょうしなければならない。ロシアを中国ちゅうごく、ウクライナを台湾たいわんに置き換おきかえたときにこの問題もんだいは極きわめて重要じゅうようで、きちんと対処たいしょするのは私わたしの責任せきにんだと思おもっている」と述のべました。

その上うえで「防衛ぼうえい力りょくは金額きんがくだけで決きまるものではなく一番いちばん大事だいじなことは『どんなに立派りっぱな飛行機ひこうきや船ふねがあっても乗のる人ひとがいないでどうする』ということだ。人ひと、装備そうび、法律ほうりつ、オペレーションを徹底てってい的てきに見直みなおしていく」と述のべソフトとハードの両面りょうめんから防衛ぼうえい力りょくの強化きょうかを図はかる必要ひつようがあるという考かんがえを示しめしました。

河野こうの氏し 訪問ほうもん看護かんごの現場げんば視察しさつ「デジタル化か 大切たいせつ」

河野こうのデジタル大臣だいじんは、6日にち午後ごご、東京とうきょう 文京ぶんきょう区くの高齢こうれい者しゃ宅たくで訪問ほうもん診療しんりょうの現場げんばを視察しさつしました。

そして、診療しんりょうを受うけた97歳さいの女性じょせいに「訪問ほうもん診療しんりょうがあると安心あんしんですか」などと声こえをかけていました。また女性じょせいから「総裁そうさい選挙せんきょはどうなりますか」と尋たずねられ「まだスタートですのでこれから頑張がんばります」と応おうじる場面ばめんもありました。一方いっぽう、訪問ほうもん診療しんりょうを行おこなった医師いしからは「1日にち10件けん以上いじょうの診療しんりょうを行おこない、緊急きんきゅうの患者かんじゃも入はいることがある」などと現状げんじょうについて説明せつめいを受うけました。

このあと河野こうの氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「これから人手ひとでが足たりなくなる中なか、高齢こうれい者しゃの数かずは増ふえていき、訪問ほうもん診療しんりょうやオンライン診療しんりょうなど人手ひとで不足ふそくをどう解消かいしょうできるかは規制きせいの面めんからもいろいろと突っ込つっこんでいく必要ひつようがある。医療いりょうや介護かいごのデジタル化かも大切たいせつだ」と述のべました。

小林こばやし氏し 安倍あべ元もと首相しゅしょうの墓参はかまいり「憲法けんぽう改正かいせいや拉致らち問題もんだい 全力ぜんりょくで」

小林こばやし鷹たか之の氏しは、6日にち山口やまぐち県けん長門ながと市しにある安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんの墓はかを訪おとずれ、総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほすることを墓前ぼぜんに報告ほうこくしました。

このあと小林こばやし氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「尊敬そんけいする政治せいじ家かの1人にんが安倍あべ元もと総理そうり大臣だいじんだ。安倍あべ氏しの足元あしもとにも及およばない未熟みじゅくな政治せいじ家かかもしれないが、総裁そうさい選挙せんきょを必かならず勝ち抜かちぬき日本にっぽんの国くにづくりにまい進まいしんしたいという思おもいを報告ほうこくした。安倍あべ氏しが心残こころのこりだったであろう、憲法けんぽう改正かいせいや拉致らち問題もんだいという国家こっかの最さい重要じゅうよう課題かだいに全力ぜんりょくでぶつかっていきたい」と述のべました。

林はやし氏し 6日にちも衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの事務所じむしょにあいさつ回あいさつまわり

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは6日にちも党とう所属しょぞくの衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの事務所じむしょにあいさつ回あいさつまわりを行おこないました。

このうち林はやし氏しと同おなじ旧きゅう岸田きしだ派は出身しゅっしんの石原いしはら宏ひろし高だか氏しの事務所じむしょでは、石原いしはら氏しから「官房かんぼう長官ちょうかんという立場たちばで忙いそがしいと思おもうが頑張がんばってください」と声こえをかけられていました。また、後藤ごとう茂之しげゆき・元もと厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんの事務所じむしょでは、後藤ごとう氏しから「日本にっぽんはいま危機きき的てきな状況じょうきょうで林はやし氏しのように総合そうごう力りょくがあり経験けいけんもある方ほうに総理そうり大臣だいじんをお願おねがいしたい。一生懸命いっしょうけんめい応援おうえんしたい」と激励げきれいを受うけました。

茂木もぎ氏し 町まち工場こうじょうを視察しさつ「中小ちゅうしょう企業きぎょうさらに応援おうえんしたい」

茂木もぎ幹事かんじ長ちょうは6日にち午前ごぜん、宇宙うちゅう・航空こうくう分野ぶんやも含ふくむさまざまな産業さんぎょう機械きかいを設計せっけい・製作せいさくしている東京とうきょう都内とないの工場こうじょうを視察しさつしました。そして、担当たんとう者しゃから完全かんぜんな受注じゅちゅう生産せいさんで付加ふか価値かちを上あげるために30人にんあまりの従業じゅうぎょう員いんが技術ぎじゅつ力りょくを磨みがいているなどと説明せつめいを受うけました。

茂木もぎ氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「まさに『下町したまちロケット』ですごい技術ぎじゅつを持もっていると感かんじた。日本にっぽん経済けいざいは中小ちゅうしょう・小しょう規模きぼ事業じぎょう者しゃが支ささえており、中小ちゅうしょう企業きぎょうの生産せいさん性せいや成長せいちょう力りょくを高たかめることは日本にっぽん経済けいざい全体ぜんたいの生産せいさん性せいを上あげることにもつながる。さらに応援おうえんしたい」と述のべました。

高市たかいち氏し「みずから立案りつあんした政策せいさく 結果けっか出だしつつあること誇ほこり」

高市たかいち経済けいざい安全あんぜん保障ほしょう担当たんとう大臣だいじんは閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで来週らいしゅう9日にちに総裁そうさい選挙せんきょへの立候補りっこうほを表明ひょうめいすることに関連かんれんし「内閣ないかく府ふの大臣だいじんとしてさまざまな経験けいけんを積つんだことや、その前まえの総務そうむ大臣だいじんとしてもさまざまな経験けいけんを積つみ、みずから立案りつあんした政策せいさくが結果けっかを出だしつつあることについては誇ほこりに思おもっている」と述のべました。

加藤かとう氏し 立候補りっこうほを表明ひょうめい 10日にちに記者きしゃ会見かいけんで公約こうやく説明せつめい

加藤かとう元もと官房かんぼう長官ちょうかんは6日にち午後ごご、国会こっかい内ないでみずからに近ちかい議員ぎいんと総裁そうさい選挙せんきょへの対応たいおうを協議きょうぎしました。

このあと加藤かとう氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし必要ひつような推薦すいせん人じん20人にんの確保かくほにメドが立たったとして立候補りっこうほすることを表明ひょうめいし、来週らいしゅう10日にちに記者きしゃ会見かいけんを開ひらいて決意けついや公約こうやくを説明せつめいすると明あきらかにしました。その上うえで「安倍あべ政権せいけん、菅かん政権せいけん、岸田きしだ政権せいけんでいろいろな仕事しごとをして成果せいかを出だせたと考かんがえている。こうした経験けいけんを基盤きばんとしながら多おおくの課題かだいに答こたえを出だしたい。賃金ちんぎん、所得しょとくをどう伸のばしていくのかなど一ひとつ一ひとつに多おおくの人ひとの声こえを結集けっしゅうし、仕事しごとを進すすめていく」と述のべました。

岸田きしだ首相しゅしょう「派閥はばつ単位たんいではなく政策せいさく本位ほんいの総裁そうさい選挙せんきょを」

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、6日にち夕方ゆうがた、訪問ほうもん先さきの韓国かんこく・ソウルで記者きしゃ団だんに対にたいし「派閥はばつ単位たんいではなく候補こうほ者しゃどうしが真剣しんけん勝負しょうぶの論戦ろんせんを行おこなう政策せいさく本位ほんいの総裁そうさい選挙せんきょにしなければならない。国会こっかい議員ぎいん1人にん1人にんの自立じりつした議員ぎいんとしての判断はんだんと見識けんしきが問とわれる。私わたし自身じしんもしっかりと判断はんだんし自分じぶん自身じしんの1票ひょうを投とうじたい」と述のべました。

また、みずからが支持しじする候補こうほ者しゃを明あきらかにする考かんがえがあるか問とわれ「今後こんごいろいろな状況じょうきょうが起おこり得えると思おもうが、まずは自分じぶん自身じしんの1票ひょうをどうするかを判断はんだんするのが先さきだ」と述のべました。

一方いっぽう、記者きしゃ団だんが「茂木もぎ幹事かんじ長ちょうや石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうなどは岸田きしだ政権せいけんの方針ほうしんからの転換てんかんをにじませる発言はつげんもしているが、訴うったえをどう感かんじているか」と質問しつもんしたのに対にたいし「今いまの段階だんかいで個々ここの政策せいさくにコメントすることは控ひかえなければならないが、候補こうほ者しゃには責任せきにん政党せいとうとしての自民党じみんとうのトップに立たつという自覚じかくと覚悟かくごが問とわれなければならない」と述のべました。