日本新闻: 自民総裁選【9月7日の動き】野田氏 “推薦人働きかけ続ける”

自民党じみんとうの総裁そうさい選挙せんきょに立候補りっこうほを予定よていする議員ぎいんは、得意とくいとする政策せいさく分野ぶんやを中心ちゅうしんに発信はっしんを強つよめていて、この週末しゅうまつも支持しじ拡大かくだいを図はかることにしています。

7日にちの動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

石破いしば氏し「地方ちほうを守まもり日本にっぽんを守まもる」

石破いしば元もと幹事かんじ長ちょうは、7日にち午後ごご、鹿児島かごしま市しで地方ちほう創そう生せいをテーマに講演こうえんし「豊ゆたかで幸しあわせな日本にっぽんをもう一度もういちど地方ちほうから取り戻とりもどしていきたい。このまま放はなっておけば、あと80年ねんで日本にっぽんの人口じんこうは半分はんぶんになる。若わかい人ひとや女性じょせいがとどまってくれる地方ちほうをどうつくるかが最大さいだいの課題かだいだ」と述のべました。

その上うえで「次つぎの時代じだいに責任せきにんを持もち、地方ちほうを守まもり、日本にっぽんを守まもる。最後さいごの戦たたかいとして総裁そうさい選挙せんきょに挑いどむ。議員ぎいんや大臣だいじんではできないことがあり、それをやるために総理そうり大臣だいじんになる」と決意けついを述のべました。

このあと、石破いしば氏しは記者きしゃ団だんから政治せいじ資金しきん収支しゅうし報告ほうこく書しょに不ふ記載きさいがあった議員ぎいんを要職ようしょくに起用きようするかどうか問とわれたのに対にたいし「国民こくみんの理解りかいが大事だいじであり、衆参しゅうさんの選挙せんきょで国民こくみんの審判しんぱんを受うけることが1つの目安めやすだ。要職ようしょくについていなくてもできることはたくさんある」と述のべました。

小泉こいずみ氏し「自民党じみんとうを変かえていかなければ」

小泉こいずみ進すすむ次郎じろう氏しは、東京とうきょう銀座ぎんざで街頭がいとう演説えんぜつし「必要ひつようなのは改革かいかくを唱となえられるリーダーではなく、圧倒的あっとうてきなスピードで改革かいかくを推し進おしすすめるリーダーを選えらぶことだ。総理そうり・総裁そうさいになったらできるだけ早期そうきに衆議しゅうぎ院いんを解散かいさんして信しんを問とう。そして1年間ねんかんのうちに3つの改革かいかくに取り組とりくみ政治せいじ改革かいかくをやりきる」と述のべました。

また「賃上ちんあげの加速かそくや人手ひとで不足ふそくの解消かいしょうそれに正規せいき・非ひ正規せいきの収入しゅうにゅうの格差かくさを解消かいしょうするために労働ろうどう市場しじょう改革かいかくを抜本ばっぽん的てきにやっていきたい。業界ぎょうかい団体だんたいや既得きとく権益けんえきが認みとめる範囲はんい内ないでしか政策せいさくや改革かいかくが進すすめられない自民党じみんとうを変かえていかなければいけない」と訴うったえました。

河野こうの氏し薬局やっきょく訪問ほうもん「国内こくないで薬くすりが生産せいさん流通りゅうつうされなければ」

河野こうのデジタル大臣だいじんは、7日にち午前ごぜん、東京とうきょう江東こうとう区くの薬局やっきょくを訪おとずれ、薬剤師やくざいしから、医薬品いやくひんの在庫ざいこが不足ふそくしている現状げんじょうなどについて話はなしを聴ききました。

このあと、河野こうの氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「医薬品いやくひんの問題もんだいは非常ひじょうに大おおきく、現場げんばでは薬剤師やくざいしに負担ふたんをかけている現状げんじょうがよくわかった。日本にっぽん国内こくないでしっかり薬くすりが生産せいさん、流通りゅうつうされなければいけないという思おもいを強つよくした。AIを使つかった創そう薬やくの技術ぎじゅつ力りょくも高たかめていかなければならない」と述のべました。

小林こばやし氏し松山まつやまの土石流どせきりゅう災害さいがい現場げんば視察しさつ「防災ぼうさいの必要ひつよう性せい強つよく認識にんしき」

小林こばやし鷹たか之の氏しは松山まつやま市しを訪おとずれ、ことし7月つき、3人にんが亡なくなった土石流どせきりゅう災害さいがいの現場げんばを視察しさつしました。

このあと小林こばやし氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「防災ぼうさいの必要ひつよう性せいを改あらためて強つよく認識にんしきした。事前じぜん防災ぼうさいや国土こくど強きょうじん化かに国くにとして責任せきにんを果はたしていく必要ひつようがあり、司令しれい塔とう機能きのうを強化きょうかして縦たて割わり行政ぎょうせいを打破だはしていくことがポイントだ」と述のべました。

このあと、小林こばやし氏しは市内しないの商店しょうてん街がいで、特産とくさんのみかんジュースを味あじわったり、観光かんこう客きゃくと交流こうりゅうしたりしていました。

また小林こばやし氏しは、松山まつやま市しで講演こうえんし「地方ちほうから活力かつりょくがあふれる日本にっぽんにしたい。国くにがもっと地方ちほうに大胆だいたんに投資とうしし世界せかいと勝負しょうぶできるような産業さんぎょうのかたまりを育成いくせいしていく」と述のべました。

このあと小林こばやし氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「人口じんこう減少げんしょうの問題もんだいや子育こそだて、なりわいをどう続つづけていくかなど、地方ちほうが抱かかえる厳きびしい課題かだいに強つよい問題もんだい意識いしきを持もって総裁そうさい選挙せんきょに臨のぞみたい。地方ちほうから活力かつりょくがあふれる国くにづくりを目指めざす政策せいさくをつくり、地方ちほうの皆みなさんの思おもいに応こたえていきたい」と述のべ、地域ちいき活性かっせい化か策さくを総裁そうさい選挙せんきょの公約こうやくに盛り込もりこむ考かんがえを示しめしました。

林はやし氏し「『マイナ保険ほけん証しょう』見直みなおし含ふくめ適切てきせつに対応たいおう」

林はやし官房かんぼう長官ちょうかんは7日にち午後ごご、東京とうきょう渋谷しぶや区くのリハビリ専門せんもん病院びょういんを訪おとずれ、筋力きんりょくを高たかめ身体しんたい機能きのうの低下ていかを抑おさえる設備せつびなどを視察しさつしました。

このあと林りん氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし、マイナンバーカードと一体いったい化かした保険ほけん証しょう＝「マイナ保険ほけん証しょう」について「まだまだ国民こくみんの間まに不安ふあんがある。そういったことを踏ふまえていろいろな見直みなおしを含ふくめ適切てきせつに対応たいおうしていきたい」と述のべました。

そして、記者きしゃ団だんが「ことし12月つきの健康けんこう保険ほけん証しょうの廃止はいし時期じきを見直みなおすということか」と質問しつもんしたのに対にたいし「そういうことも含ふくめて検討けんとうしたい。納得なっとくして『マイナ保険ほけん証しょう』に移行いこうするのがスムーズであり、そのために必要ひつような見直みなおしをしっかり行いっていく」と述のべました。

一方いっぽう、党とうから議員ぎいんに支給しきゅうされる「政策せいさく活動かつどう費ひ」をめぐって「10年ねん後ごの領収りょうしゅう書しょの公開こうかいを前倒まえだおしすることもある。さらに精査せいさした結果けっか、必要ひつようないということになれば廃止はいしすることもありえる」と述のべました。

茂木もぎ氏し “地方ちほうの能力のうりょくや魅力みりょくを存分ぞんぶんに発揮はっきできる社会しゃかいを”

茂木もぎ幹事かんじ長ちょうは、地元じもと栃木とちぎ県けんで、支援しえん者しゃらおよそ800人にんが参加さんかした総そう決起けっき大会たいかいに出席しゅっせきしました。

この中なかで党とうの栃木とちぎ県連けんれんの幹事かんじ長ちょうを務つとめる木村きむら好文よしふみ県議会けんぎかい議員ぎいんは「栃木とちぎからなんとしても総理そうり大臣だいじんを出だしたい。十分じゅうぶんな経験けいけんがある茂木もぎ氏しにお力添ちからぞえをお願おねがいしたい」と呼よびかけました。

茂木もぎ氏しは「みなさんの期待きたいにどんなことがあっても応こたえていかなければならないという思おもいをさらに強つよくしている。地方ちほうが本来ほんらい持もっている能力のうりょくや魅力みりょくを存分ぞんぶんに発揮はっきできる社会しゃかい、人生じんせい100年ねん時代じだいを安心あんしんして楽たのしく過すごせる日本にっぽんをつくっていきたい。全力ぜんりょくで戦たたかい抜ぬきたい」と決意けついを述のべました。

このあと、茂木もぎ氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「地方ちほうの活力かつりょくアップは自分じぶんの原点げんてんだという思おもいを新あらたにした。税率ぜいりつがアップしないと税収ぜいしゅうは上あがらないという古ふるい財務省ざいむしょうの考え方かんがえかたを転換てんかんし、必かならず日本にっぽん経済けいざいは成長せいちょうできるという強つよい信念しんねんのもとに『増税ぞうぜいゼロ』の政策せいさくを推進すいしんしていきたい」と述のべました。

加藤かとう氏し「所得しょとく倍増ばいぞうしていく施策しさくを打うっていきたい」

加藤かとう元もと官房かんぼう長官ちょうかんは、7日にち午後ごご、東京とうきょう都内とないで女性じょせいのITエンジニアの育成いくせいに取り組とりくんでいる企業きぎょうを訪おとずれ、プログラミング教室きょうしつの受講じゅこう者しゃらと意見いけんを交かわしました。

このあと、加藤かとう氏しは記者きしゃ団だんに対にたいし「ITエンジニアとして給与きゅうよが2割わり近ちかく上あがり自由じゆうな働はたらき方かたもできるという話はなしを聞きいた。スキルをつけて自信じしんをつけ、キャリアアップをしていくことが大事だいじであり、それによって男女だんじょ間かんの賃金ちんぎん格差かくさを縮ちぢめていくことができる。リスキリング＝学まなび直なおしによって給与きゅうよを上あげるなど、所得しょとくの向上こうじょうではなく倍増ばいぞうしていく施策しさくを打うっていきたい」と述のべました。

上川かみかわ氏し「立候補りっこうほまでもう一段いちだんの努力どりょくが必要ひつよう」

上川かみかわ外務がいむ大臣だいじんは、茨城いばらき県けん土浦つちうら市しで開ひらかれた、みずからを支持しじする衆議院しゅうぎいん議員ぎいんの集会しゅうかいで講演こうえんしました。

上川かみかわ氏しは「岸田きしだ外交がいこうを支ささえてきた1人にんとして、これをさらに広ひろげていくために私わたし自身じしん何なにをすべきか考かんがえた。ひとりひとりに推薦すいせん人じんのお願おねがいをするところまで来きたが立候補りっこうほまでには、もう一段いちだんの努力どりょくが必要ひつようだ。皆みなさんの力ちからを頂いただき、大おおきく盛り上もりあげてほしい」と述のべました。

そして「日本にっぽんと海外かいがいのすばらしい技術ぎじゅつや人材じんざいを一緒いっしょになって育そだて、国境こっきょうを越こえた形かたちで富とみや価値かちを生み出うみだして共有きょうゆうする。そのリーダーとして、日本にっぽんを前まえに進すすめていきたい」と述のべ、立候補りっこうほに重かさねて意欲いよくを示しめしました。

齋藤さいとう氏し推薦すいせん人じんの確保かくほ「日々ひび前進ぜんしんしている」

齋藤さいとう経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじんは、大阪おおさか市しで、記者きしゃ団だんから総裁そうさい選挙せんきょの立候補りっこうほに必要ひつような推薦すいせん人じんの確保かくほ状況じょうきょうについて問とわれたのに対にたいし「少すこしコメントすると、その端々はしばしがいろいろな波紋はもんを呼よぶので一切いっさいお話おはなししないが、日々ひび前進ぜんしんしている」と述のべました。

野田のだ氏し推薦すいせん人じん確保かくほぎりぎりまで働はたらきかけ続つづける考かんがえ示しめす

野田のだ聖子せいこ氏しは、地元じもとの岐阜ぎふ市しで記者きしゃ会見かいけんし「自民党じみんとうは『男性だんせいの政党せいとうだ』と認識にんしきされており、私わたしは党とうのマイノリティーの代表だいひょうだ。だからこそ厳きびしい日本にっぽんのかじ取かじとりの主役しゅやくになりたい。ダイナミックな政策せいさく転換てんかんに取り組とりくんでいきたい」と述のべ、改あらためて総裁そうさい選挙せんきょへの立候補りっこうほに意欲いよくを示しめしました。

一方いっぽう、必要ひつような推薦すいせん人じんの確保かくほの状況じょうきょうについて「正直しょうじきベースで言いえば、今一いまいち歩あゆみというところだ。厳きびしい戦たたかいを強しいられているが、告示こくじまでの残のこり5日間にちかんしっかり取り組とりくみ、ゴールを切きりたい」と述のべ、ぎりぎりまで働はたらきかけを続つづける考かんがえを示しめしました。