ほかの立候補予定の議員は、あいさつ回りをするなど、支持拡大に向けた取り組みを続けています。
10日の動きを随時更新でお伝えします。
加藤氏「最優先は国民の所得倍増」
加藤氏は総裁選挙に立候補するにあたって国会内で記者会見し、国民の所得倍増を最も重要な政策と位置づけ、強い覚悟を持って取り組む決意を示しました。
この中で加藤氏は「最優先で推し進めたいことは国民の所得倍増だ。これ以上に重要な政策はない。待ったなしで強い覚悟で取り組み、国民の豊かな生活を実現し、短期間で必ず成果を出す」と述べました。
その上で、政治とカネの問題を受けて党改革や政治資金改革を断行するとして、それぞれの議員に対し説明責任を果たすよう働きかけを徹底するとともに、党として収支報告書への不記載額に相当する金額を国庫に返納する手続きを検討する考えを明らかにしました。
上川外相 立候補を表明 11日記者会見へ
上川外務大臣は、岸田総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙で、必要な推薦人20人の確保にメドが立ったとして、立候補することを表明しました。
11日に記者会見を開いて、政策などを発表することにしています。総裁選挙には初めての挑戦となります。
茂木氏「国土強じん化を進める」
茂木幹事長は山形県酒田市を訪れ、ことし7月の記録的な大雨で浸水被害を受けたコメの乾燥貯蔵施設などを視察しました。
そして地元の農業関係者らから、水田や農機具などの損害が大きく経営意欲を失っている農家もいるとして、継続的な財政支援を求められたのに対し「安心して営農できる体制を1日も早くつくるため最大限の対応をしたい」などと応じていました。
このあと茂木氏は記者団に対し「日本では大きな自然災害が頻発している。『農は国の基』であり、国土の強じん化をいっそう進めなければならないという思いを強くした。稼げる農林水産業をつくることや中山間地域への支援策の拡充も行っていきたい」と述べました。
高市氏「今度こそ勝ってやるという気持ち」
高市経済安全保障担当大臣は、党所属の国会議員の事務所にあいさつ回りを行いました。
このうち同じ奈良県連所属の佐藤啓参議院議員の事務所では、佐藤氏から「すばらしい熱のこもった表明会見でした。頑張りましょう」と声をかけられると、「うれしいです。ありがとうございます」と笑顔で応じていました。
このあと高市氏は記者団に対し「1票、1票とても重たい大切な票だ。支援の輪を広げて『今度こそ勝ってやる』という気持ちで一生懸命やる」と述べました。
一方、衆議院の解散時期について考えを問われたのに対し「衆議院議員の任期があと1年あることは重く考えなければならない。その中で国民に信を問うべきタイミングがあればその時に解散をする」と述べました。
小泉氏「覚悟を持って改革プラン進める」
小泉進次郎氏は横浜市役所で党所属の市議会議員30人余りと面会し、総裁選挙での支援を求めました。
このあと小泉氏は記者団に対し「覚悟を持って国民の信頼のもとに改革プランを進め、政治の信頼回復に努めるという思いが1人でも多くの方々に届くようにしたい。これから1票でも多く積み上げ、良い結果が導けるよう先頭に立って頑張りたい」と述べました。
石破氏 “防災庁の設置 早急に実現したい”
石破元幹事長は午前、国会内で全国知事会の副会長を務める鳥取県の平井知事と面会し、大規模災害への対策強化や、子ども子育て政策のための安定的な財源の確保などを求める提言を受け取りました。
このあと石破氏は記者団に対し、「提言の防災対策は私が主張する『防災庁』の設置とほとんど同じ趣旨だ。新政権では全国知事会との連携を今まで以上に密にし、早急に実現したい」と述べました。
齋藤氏「推薦人が何人集まったかは答えない」
齋藤経済産業大臣は閣議のあとの記者会見で総裁選挙の立候補に必要な推薦人の確保状況を問われたのに対し、「推薦人が何人集まったかなどについては答えないことにしている。結果が出た時に話したい」と述べました。