英国えいこくの大手おおてスーパーが猫ねこを〝出入でいり禁止きんし〟

　英国えいこくで、テスコから出入でいり禁止きんしを食くらった猫ねこ「リンカーン・ザ・テスコ・キャット」にファンが出禁解除できんかいじょの請願書せいがんしょを集あつめている。英紙えいしミラーが２８日にち、報ほうじた。

　６歳さいのオス猫ねこリンカーンは、英えいイースト・ライディング・オブ・ヨークシャー州しゅうホーンシーにある大手おおてスーパー「テスコ」に出入でいりしている。地元民じもとみんがフェイスブックのグループなどに画像がぞうをアップし続つづけたところ、地元じもとだけでなく世界中せかいじゅうにファンができた。そのため遠方えんぽうから会あいに来くるファンもいる。

　しかし、テスコが店内てんないに積つんである肥料袋ひりょうたいに座すわることについて「健康けんこうと安全上あんぜんじょうの懸念けねんがある」として、リンカーンを出禁しゅつきんにした。すると、ファンが行動こうどうに出でた。地元議員じもとぎいんグラハム・スチュアート氏しは「リンカーンを正義せいぎに」という請願書せいがんしょを立たち上あげ、テスコのＣＥＯに手紙てがみを書かき、店みせの寛大かんだいさを求もとめる約やく５００人にんの署名しょめいを集あつめた。

　グラハム氏しは「リンカーンがホーンシーのテスコから追おい出だされたのは正ただしくない。彼かれは誰だれも傷きずつけておらず、地域社会ちいきしゃかいに喜よころびをもたらしている。だからこそ私わたしは、この不公平ふこうへいな決定けっていの撤回てっかいを求もとめる請願書せいがんしょを立たち上あげた」と述のべた。

　リンカーンのテスコ中毒ちゅうどくは３年前ねんまえに始はじまった。飼かい主ぬしのロレイン・クラークさんが首輪くびわにつけたＧＰＳを調しらべたところ、１日ついたちのほとんどをテスコで過すごしていたという。

　クラークさんは「リンカーンには世界中せかいじゅうにファンがいる。しかしテスコは彼かれを歓迎かんげいしておらず、中なかに入はいると追おい出だされる。そして、出入でいり禁止きんしになっても相変あいかわらずテスコに行いくんです。私わたしとしては猫ねこにどこかに行いくなとは言いえません」と語かたっている。