「男性器凍だんせいきこおった」とクロスカントリースキー選手せんしゅ、厳寒下げんかんかの競技きょうぎで

身みを切きるような寒さむさに包つつまれたフィンランド・ルカで実施じっしされたクロスカントリースキー競技きょうぎに出でたスウェーデンの選手せんしゅが、力走りきそうしている最中さいちゅうに「男性器だんせいきが凍こおる」悲劇ひげきにこのほど見舞みまわれた。

カッレ・ハルフバション選手せんしゅ（３４）で、スウェーデン紙し「エクスプレッセン」の取材しゅざいに「本当ほんとうに凍こおった」と明あきらかし、完走後かんそうごに選手用せんしゅようのテントの中なかで「１０分間横ぷんかんよこたわって温あたためた。ものすごく痛いたかった」と悶絶もんぜつ（もんぜつ）の体験たいけんを振ふり返かえった。

競技きょうぎは距離きょり２０キロのワールドカップ大会たいかいで、ロイター通信つうしんによると、競技開始前きょうぎかいしまえの気温きおんはマイナス１５度どまで下さがっていたという。

同紙どうしによると、ハルフバション選手せんしゅは以前いぜんにも同様どうようの被害ひがいを受うけたことがある。「（今回こんかいは）二人目ふたりめの子こどもがもうすぐ生うまれる前まえで幸運こううんだった。こんなことを続つくけていたら将来的しょうらいてきに望のぞめるようなことではないから」との心境しんきょうを吐露とろしたという。

同選手どうせんしゅは競技きょうぎでは１８位いだった。

クロスカントリースキーの選手せんしゅは普通ふつう、肌はだにぴったりしている競技用きょうぎようスーツなどを着用ちゃくようしており、厳寒げんかんの気候条件きこうじょうけんの影響えいきょうを特とくに受うけやすい。

２０２２年ねんの北京冬季五輪ぺきんとうきごりんの同競技どうきょうぎに出場しゅつじょうしたフィンランドのレミ・リンドホルム選手せんしゅも男性器だんせいきが凍結とうけつし、レース終了後しゅうりょうごにカイロを当あてる応急処置おうきゅうしょちを迫せまられた苦にがい思おもい出でを持もつ。同選手どうせんしゅは五輪前ごりんまえに参加さんかしたことがあるフィンランド・ルカでの競技きょうぎでも同様どうようの苦難くなんに襲おそわれていたという。

英国えいこくのハリー王子おうじも自伝じでんの中なかで、２０１１年ねんに実施じっしした北極ほっきょくへの探検旅行たんけんりょこうで局部きょくぶに凍傷とうしょうを負おったことを打うち明あけていた。