正体不明のストリートアーティスト、バンクシーによる壁画作品がこのほど、描かれた建物の解体に伴って破壊されました。壁画が最初に姿を現したのは、英国が欧州連合(EU)からの離脱を国民投票で決定して間もない時期でした。
壁画には100万ポンド(約1億8600万円)前後の価値があるとされていました。その存在は英国の沿岸部の町ドーバーで、2017年に初めて確認されました。この前年、英国は物議を醸した国民投票によってEUからの離脱を決めていました。
壁画は作業員1人が青いEU旗に描かれた12個の黄色い星の1つを削り取る様子を描写しています。