中国の
新たな
外相に
アメリカ駐在の
中国大使を
務める秦剛氏が
就任することになりました。
これまで
外相を
務めてきた
王毅氏は
トップ24
人の
政治局委員として
外交を
統括することになります。
国営の中国中央テレビは、全人代=全国人民代表大会の常務委員会が30日、アメリカ駐在の中国大使を務める秦剛氏を新たな外相に任命したと伝えました。
秦剛氏は56歳。中国外務省の報道官を合わせて8年余り務めたあと、2018年に外務次官に昇格し、去年、アメリカ駐在の中国大使に抜てきされていました。
一方、これまで9年間にわたって外相を務めてきた69歳の王毅氏は、ことし10月、新たな習近平指導部でトップ24人の政治局委員に「68歳で引退する」という慣例を破って昇格していました。
王氏は、楊潔※チ氏の後任として外交を統括することになります。
中国外務省の幹部を長年務めた王氏と秦氏がともに昇格したことで、習近平指導部のもとで進められてきた強硬的な外交姿勢が今後も続くとみられます。
※「チ」は、竹かんむりに褫のつくり