サッカー界のレジェンド、ペレ(本名エドソン・アランテス・ド・ナシメント)さんの葬列が3日、ブラジル・サンパウロ州にあるサントスFCの本拠地スタジアムを出発し、多くの人が沿道から別れを惜しみました。
葬列は100歳になるペレさんの母親セレステ・アランテスさんの家がある通りなどを経て墓地まで続きました。多くの市民が沿道から旗を振ったり称賛する声を上げたりしてひつぎを見送りました。墓地で家族による葬儀が行われます。
サッカー・ワールドカップ(W杯)でブラジルを3回優勝に導いたペレ氏は先月29日、結腸がんの進行に伴う多臓器不全で亡くなりました。82歳でした。
ペレさんの死が伝えられると世界中から追悼が寄せられ、2日に始まったサントスのスタジアムでの24時間の弔問には老若男女が詰めかけました。サントスによると、23万人超が足を運び、その多くがブラジルを表す黄色のジャージーを着ていました。