日本新闻: 岸田首相少子化対策強化へ “具体策のたたき台3月末めどに”

岸田きしだ首相しゅしょう少子しょうし化か対策たいさく強化きょうかへ “具体ぐたい策さくのたたき台たたきだい3月末げつまつめどに”

Jan 6, 2023 12:01

Furigana

少子しょうし化か対策たいさくの強化きょうかに向むけて、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは小倉おぐら担当たんとう大臣だいじんに対にたいし、児童じどう手当てあてを中心ちゅうしんとした経済けいざい的てき支援しえんの拡充かくじゅうなど、具体ぐたい策さくのたたき台たたきだいを3月つき末まつをめどにまとめるよう指示しじしました。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは6日にち午前ごぜん、総理そうり大臣だいじん官邸かんていで、小倉おぐら少子しょうし化か担当たんとう大臣だいじんと会談かいだんしました。

この中なかで、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、小倉おぐら大臣だいじんに対にたいし、少子しょうし化か対策たいさくの強化きょうかに向むけて、厚生こうせい労働ろうどう省しょうや内閣ないかく府ふなど関係かんけい府ふ省しょうによる新あらたな会議かいぎを設置せっちして検討けんとうを進すすめ、3月つき末まつをめどに具体ぐたい策さくのたたき台たたきだいをまとめるよう指示しじしました。

これを受うけて小倉こくら大臣だいじんは、近ちかく会議かいぎの初はつ会合かいごうを開ひらき、児童じどう手当てあてを中心ちゅうしんとした経済けいざい的てき支援しえんの拡充かくじゅうや、幼児ようじ教育きょういくや保育ほいくサービスなどの充実じゅうじつ、それに育児いくじ休業きゅうぎょう制度せいどの強化きょうかなどの議論ぎろんを始はじめる方針ほうしんです。

政府せいふは、会議かいぎがまとめるたたき台たたきだいをもとに「こども家庭かてい庁ちょう」が発足ほっそくする4月つき以降いこう、さらに詰つめの検討けんとうを続つづけることにしています。

少子しょうし化か対策たいさくをめぐっては、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんが6月つきの「骨太ほねぶとの方針ほうしん」の策定さくていまでに、子こども予算よさんの倍増ばいぞうに向むけた大枠おおわくを明あきらかにする方針ほうしんを示しめしていて、政府せいふ内ないでは、対策たいさく強化きょうかのための財源ざいげんの確保かくほについても議論ぎろんが進すすめられる見通みとおしです。

小倉おぐら大臣だいじんは、会談かいだんのあと記者きしゃ団だんに対にたいし「スピード感かんを持もちながら、多おおくの方ほうから納得なっとくと共感きょうかんをいただけるたたき台たたきだいをまとめたい」と述のべました。

小倉おぐら少子しょうし化か相しょう「幅広はばひろく財源ざいげんを議論ぎろんする土台どだいに」

小倉おぐら少子しょうし化か担当たんとう大臣だいじんは記者きしゃ会見かいけんで「社会しゃかい全体ぜんたいでの費用ひよう負担ふたんのあり方ありかたを考かんがえるには、まずは必要ひつような子こども政策せいさくが何なにかをしっかり議論ぎろんする必要ひつようがある。岸田きしだ総理そうり大臣だいじんの指示しじはそのための大おおきなスタートで、たたき台たたきだいが国民こくみん各層かくそうの理解りかいを得えながら、幅広はばひろく財源ざいげんを議論ぎろんする土台どだいになるよう努つとめたい」と述のべました。

また、少子しょうし化か対策たいさくを検討けんとうする新あらたな会議かいぎについて、みずからが座長ざちょうを務つとめ、内閣ないかく府ふや厚生こうせい労働ろうどう省しょう、それに文部もんぶ科学かがく省しょうなどの局長きょくちょう級きゅうのメンバーで構成こうせいする方針ほうしんを示しめしました。

そして、早はやければ通常つうじょう国会こっかい召集しょうしゅう前まえに初はつ会合かいごうを開催かいさいし、学識がくしき経験けいけん者しゃや子育こそだての当事者とうじしゃからヒアリングなどを行おこないたいという考かんがえを示しめしました。

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかん「財源ざいげん確保かくほで消費しょうひ税ぜいは当面とうめん触ふれること考かんがえず」

松野まつの官房かんぼう長官ちょうかんは記者きしゃ会見かいけんで「少子しょうし化かの問題もんだいは待まったなしの課題かだいであり、恒久こうきゅう的てきな施策しさくには恒久こうきゅう的てきな財源ざいげんが必要ひつようだ。歳出さいしゅつの内容ないように応おうじてさまざまな工夫くふうをしながら、社会しゃかい全体ぜんたいで負担ふたんのあり方ありかたについて幅広はばひろく検討けんとうを進すすめていくことが必要ひつようだ」と述のべました。

そのうえで、財源ざいげんを確保かくほするため、将来しょうらい的てきな消費しょうひ税ぜいの引き上ひきあげも検討けんとうの対象たいしょうになるかどうかについて「消費しょうひ税ぜいについては社会しゃかい保障ほしょうの財源ざいげんとして今後こんごも重要じゅうような役割やくわりを果はたすべきものだが、当面とうめん触ふれることは考かんがえていない」と述のべました。