ことしで3回目となる大学入学共通テストは、15日までの2日間の日程で全国679の試験場で本試験が実施され、15日は午前9時半から理科と数学の試験が行われています。
このうち東京 目黒区の東京工業大学では受験生が次々と集まり、ノートや参考書を確認したり、高校の教員から激励を受けたりしながら試験場に入っていきました。
高校3年生の男子生徒は「受験勉強中に新型コロナに感染してモチベーションが下がったこともありましたが、療養中も家でできることをひたすらやってきました。自分の100%を出せるように頑張ります」と話していました。
2度目の受験だという18歳の女性は「ことしは問題の文章も多く情報量が多い印象を受けました。私は理系志望で、きょうの結果にかかっていると思うので、頑張りたいです」と話していました。
大学入学共通テストを実施する大学入試センターによりますと、東京 武蔵野市にある日本獣医生命科学大学の会場では交通機関の遅れのため、受験生1人の試験開始が20分繰り下げられたということです。
午後も数学と理科の試験が行われます。一方、新型コロナの感染などで受験できない人のために、今月28日と29日に追試験が設けられています。