合成燃料の
利用を
促進しようとする
団体「イーフューエル・アライアンス」の
幹部、ラルフ・ディーマー
氏は、
合成燃料の
価格について「
現時点では
かなり高く、
製造コストは1
リットル当たり5ユーロか6ユーロするが、
大規模に
生産されるようになりスケールメリットが
得られれば、1リットル
当たり1ユーロから2ユーロほどにコストが
下がるだろう。
化石燃料より
合成燃料を
優先する
税制が
整えば、
ビジネスとして
成立しうる」と
述べ、
需要拡大で
生産コストが
下がることに
期待を
示しました。
またディーマー氏は、EVについて、バッテリーなどに使う重要資源を中国に依存しているとして「今の状況で中国から調達する一部の重要資源への依存をさらに高めるような政策は正しいのか。資源の調達先の多角化と合わせて、技術の多角化もしなければならない。エンジン車を禁止するのではなくエンジン車を脱炭素化するべきだ」と強調しました。
一方、合成燃料を一般の自動車に使うことに反対している環境NGOの「トランスポート・アンド・エンバイロメント」は先月、問題点をまとめた報告書を発表しました。
この中では「2030年のドイツでのドライバーの給油コストは、合成燃料が通常のガソリンに比べて50%高くなる」などと指摘しています。
また今後、電動化が難しい航空や海運、それにさまざまな工業分野で合成燃料や、原料となる水素の需要が高まることから、合成燃料の価格はこの先も高止まりするとの見解を示しました。
この問題に詳しいNGOのアレックス・ケインズ氏は「合成燃料は量も十分になく生産にエネルギーを多く使い、価格も高い。こうした燃料を自動車に使えば、海運や航空などほかの分野に使える量が減ってしまい、交通・輸送分野全体の脱炭素化を遅らせるリスクを高めることになる。より手に入りやすく、エネルギー効率もいいEVという選択肢がある自動車に合成燃料を使うのはむだで気候変動対策をめぐるヨーロッパの目標を損なうものだ」と主張しています。
ドイツ政府は歓迎も…
今回の
方針の
修正をめぐって、ドイツ
政府は「
エンジン車の
新車販売に
道を
開くものだ」と
歓迎しています。
一方、ベルギーの
ファンデルストラーテン・
エネルギー相はEVシフトの
重要性を
強調した
ほか、スペインのリベラ
第3
副首相は「
率直に
言ってうまく
いくとは
思えない。
一般の
市民にとって
合成燃料は
高すぎる」と
述べ、
懐疑的な
見方を
示しました。
EUは今後、合成燃料の使用に関する具体的なルール作りを進める方針です。
日本のメーカー 合成燃料に慎重な見方も
EU=
ヨーロッパ連合が、2035
年までにハイブリッド
車を
含むエンジン
車の
新車販売を
事実上、
禁止することを
目指していたことを
踏まえ、
日本の
自動車メーカーはヨーロッパでEV=
電気自動車を
投入する
戦略を
打ち出してきました。
▼日産自動車は、エンジン車への規制が厳しさを増しているとして、2026年度に75%としていたヨーロッパでの電動車の販売比率の目標をことし2月に98%に引き上げました。このうちの78%は、EVにする方針です。
▼ホンダは、ヨーロッパで販売するすべての新車が去年、EVとハイブリッド車になっていて、EVの投入を増やす計画です。
▼トヨタ自動車は、2030年までにヨーロッパで販売する新車は、すべて電動車とし、このうち、少なくとも半分はEVと燃料電池車にするとしています。さらに高級車ブランドのレクサスでは、ヨーロッパなどでは、すべてEVにするとしています。
車の電動化をめぐって、日本の自動車メーカーは、EVの投入を進める一方で地域の特性に合わせてハイブリッド車や燃料電池車などにも力を入れる戦略をとっています。
今回のEUの方針の修正でEV以外の選択肢も残されたことで、日本の自動車メーカーの関係者からは歓迎する声もあがっています。ただ、その一方で、エンジン車の販売を継続する条件となった合成燃料は、製造コストが高いことから、その普及には慎重な見方も出ています。
日本の自動車メーカーに対していわばEVシフトを迫ったEUの規制の流れが緩むことになるのか、各社で見極めることになりそうです。
【速報中】陸上 田中希実 5000mで優勝 この日2レース目も圧勝
パリオリンピックの代表選考を兼ねて新潟市で開かれている陸上の日本選手権。大会3日目の29日は、男子走り幅跳びの決勝に東京オリンピック6位入賞の橋岡優輝選手が出場しています。また前日に女子1500メートルで代表に内定した中長距離のエース、田中希実選手が、すでに内定している5000メートルで優勝しました。このほか陸上の花形、男子100メートルは、準決勝が行われています。NHKでは午後4時半から総合テレビで中継しています。
Nguồn: NHK
Jun 29, 2024 18:06
イスラエルとヒズボラ 本格的な軍事衝突に懸念 イランは警告
イスラエルと隣国レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラとの間の攻撃の応酬が続き、本格的な軍事衝突も懸念される中、イスラエルのガラント国防相は「戦争を望んではいないが、準備はできている」とけん制しました。一方、ヒズボラを支援するイランは、イスラエルが本格的な攻撃に踏み切れば、中東各地の親イランの武装組織が参戦する可能性を示唆して警告しました。
Nguồn: NHK
Jun 29, 2024 17:06
西~北日本の日本海側中心に大雨のおそれ 7月1日にかけて
前線や低気圧の影響で、西日本から北日本の日本海側を中心に7月1日にかけて大気の状態が不安定になり、局地的に非常に激しい雨が降って大雨となるおそれがあります。気象庁は、土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。
Nguồn: NHK
Jun 29, 2024 17:06
IS “国家樹立宣言”から10年 勢力衰退も“脅威続いている”
過激派組織IS=イスラミックステートが中東のイラクとシリアにまたがる広い地域を支配し、「イスラム国家」の樹立を一方的に宣言してから29日で10年となります。勢力は衰退した一方、過激な思想は世界に拡散し、ISに関連するテロも相次いでいて、専門家は脅威が続いていると強い危機感を示しています。
Nguồn: NHK
Jun 29, 2024 07:06
【詳細】陸上 田中希実 1500mでも 豊田兼は400mハードルで五輪
パリオリンピック代表選考を兼ねて新潟市で開かれている陸上の日本選手権は2日目の28日、女子1500メートルで、中長距離のエース、田中希実選手が優勝し、パリオリンピックの参加標準記録を突破して代表に内定しました。田中選手は、5000メートルと合わせて、2大会連続で2種目での代表内定です。男子400メートルハードル決勝で21歳の豊田兼選手が47秒99のタイムで優勝し、パリオリンピックの代表に内定しました。
Nguồn: NHK
Jun 28, 2024 23:06
九州北部・山口 今夜~あす午前 線状降水帯おそれ 警戒を
梅雨前線の影響で九州では激しい雨が降っていて、27日夜から28日の午前中にかけては九州北部と山口県で線状降水帯が発生するおそれがあります。夜の暗い時間帯に災害の危険度が急激に高まる可能性があり、土砂災害や川の氾濫に警戒し、27日の明るいうちに安全を確保してください。
Nguồn: NHK
Jun 27, 2024 12:06
“月の裏からサンプル” 中国の無人月面探査機カプセルが帰還
中国政府は、無人の月面探査機「嫦娥(じょうが)6号」が月の裏側で採取した岩石などのサンプルを収めたとするカプセルが、25日午後、地球に帰還したと発表しました。月の裏側のサンプルが確認されれば世界で初めてとなります。中国が進めてきた宇宙開発の計画とは?月資源をめぐる国際的な動きは?詳しくお伝えします。
Nguồn: NHK
Jun 25, 2024 18:06