去年の春、新型コロナウイルスが広がって、マスクを買うことが難しくなりました。政府は、布のマスクを2億8700万枚用意して、家庭やお年寄りの施設などに送りました。今年3月に調べると、8272万枚のマスクが残っていました。
政府は今も、申し込みがあったお年寄りの施設や保育園などにこのマスクを送っています。今年4月から10月までに送ったマスクは142万枚で、まだ8130万枚ぐらい残っています。
厚生労働省は今月4日から、もっとたくさん利用してもらうために、ほしい施設に毎月マスクを送ることも始めました。
厚生労働省は「今も布のマスクを使いたい人がいると思います。たくさんの人に利用してもらう方法を考えます」と話しています。