日本新闻: 兵庫小学生兄弟死亡火事両親の不在を待って火を付けた可能性

兵庫ひょうご小学生しょうがくせい兄弟きょうだい死亡しぼう火事かじ両親りょうしんの不在ふざいを待まって火ひを付つけた可能かのう性せい

Nov 25, 2021 18:11

Furigana

兵庫ひょうご県けん稲美いなみ町まちで住宅じゅうたくが放火ほうかされ、小学生しょうがくせいの兄弟きょうだいが死亡しぼうした事件じけんで、警察けいさつは殺人さつじんなどの疑うたがいで逮捕たいほした伯父おじが、兄弟きょうだいの両親りょうしんが不在ふざいになるのを待まって火ひを付つけた可能かのう性せいがあるとみて捜査そうさしています。

今月こんげつ19日にちの夜よる、兵庫ひょうご県けん稲美いなみ町まちの住宅じゅうたくが全焼ぜんしょうし、小学しょうがく6年生ねんせいの松尾まつお侑城じょうさん（12）と小学しょうがく1年生ねんせいの眞まこと輝あきらさん（7）の兄弟きょうだいが死亡しぼうしました。

現場げんばに、油あぶらのようなものがまかれたあとがあったことから、警察けいさつは事件じけんとして捜査そうさを進すすめ、伯父おじの松尾まつお留とめ与あずか容疑ようぎ者しゃ（51）を24日にち夜よる遅おそく、殺人さつじんと放火ほうかの疑うたがいで逮捕たいほしました。

調しらべに対にたいして「間違まちがいありません」と容疑ようぎを認みとめているということです。

兄弟きょうだいの父親ちちおやは、仕事しごとを終おえた母親ははおやを迎むかえに行いくために午後ごご11時半じはんごろに車くるまで家いえを出でていて、火ひが出でたのはその直後ちょくごでした。

このため警察けいさつは、逮捕たいほされた伯父おじが両親りょうしんともに不在ふざいになるのを待まって、火ひを付つけた可能かのう性せいがあるとみて、事件じけんにいたる詳くわしいいきさつを捜査そうさしています。

松尾まつお容疑ようぎ者しゃほとんど顔かおを合あわせずに生活せいかつ

逮捕たいほされた松尾まつお容疑ようぎ者しゃは、もともと実家じっかだった現場げんばの住宅じゅうたくで妹いもうと夫婦ふうふの家族かぞくと生活せいかつしていました。

登記とうき簿ぼによると現場げんばの土地とちを平成へいせい18年ねんに相続そうぞくしています。

ところが、近所きんじょの人ひとたちは松尾まつお容疑ようぎ者しゃを見みかけることは少すくなかったと話はなしています。

近所きんじょの男性だんせいなどによりますと、数すう十じゅう年ねん前まえは、近ちかくにあった繊維せんい関係かんけいの企業きぎょうの事業じぎょう所しょに勤務きんむしていたということで、当時とうじ、会話かいわしたときは真面目まじめな印象いんしょうだったと話はなしています。

その企業きぎょうは、およそ20年ねん前まえに破産はさんし、なくなっています。

松尾まつお容疑ようぎ者しゃはその後そのご、大阪おおさかで暮くらしていましたが、数すう年ねん前まえに実家じっかに戻もどってきたということです。

仕事しごとはしていなかったとみられています。

捜査そうさ関係かんけい者しゃによりますと、一緒いっしょに暮くらす家族かぞくとはほとんど顔かおを合あわせずに生活せいかつしていたということです。

小学校しょうがっこうの校長こうちょう「大変たいへんショック受うけている」

亡なくなった松尾まつお侑城じょうさんと眞まこと輝あきらさんの兄弟きょうだいが通かよっていた小学校しょうがっこうの校長こうちょうが事件じけんを受うけて、25日にち、コメントを出だしました。

校長こうちょうは、「本校ほんこうの児童じどうが巻き込まきこまれたことで、悲かなしいかぎりであり、大変たいへんショックを受うけています。あまりのことで、ことばも見みつからない状況じょうきょうです。お二に人にんのご冥福めいふくをお祈おいのりします。二に人にんは、明あかるく元気げんきに毎日まいにち登校とうこうし、あいさつのしっかりできる兄弟きょうだいでした。学校がっこうとしては突然とつぜんのことで、児童じどうも大変たいへんなショックを受うけていると思おもわれますので、今後こんごは児童じどうの心こころのケアに努つとめてまいります」としています。