日銀が発表した去年12月の企業物価指数は、前の年の同じ月と比べて8.5%上昇しました。11月よりも伸び率は縮小したものの、依然、歴史的な高水準です。
日銀によりますと、企業間で取引される商品の価格変動を示す去年12月の国内企業物価指数は、2015年を平均100として、前の年の同じ月と比べて8.5%上昇の108.7でした。10か月連続のプラスです。
伸び率は11月の9.2%から小幅に縮小したものの、依然としてオイルショックの影響のあった1980年12月(10.4%)以来、およそ41年ぶりの高い水準でした。原油など資源価格の高騰や円安による輸入品の値上がりが影響したもので、今後も高い水準が続けば景気の冷え込みが懸念されます。