アメリカと
北朝鮮の
実務者協議について、
北朝鮮が「
決裂した」と
反発しているのを
受けて
日米韓3か国の
高官が
対応を
協議し、
完全な
非核化を
目指して
今後も
連携して
いくことを
改めて確認しました。
アメリカと
北朝鮮は
先週、スウェーデンで
非核化に
向けた
実務者協議を
7か月ぶりに
行いましたが、アメリカが
よい議論をしたと
評価した
一方、
北朝鮮は「
協議は
決裂した」と
発表しました。
これを受けてワシントンで8日、日米韓3か国の高官協議が行われ外務省の滝崎アジア大洋州局長とアメリカのビーガン特別代表、韓国のイ・ドフン(李度勲)朝鮮半島平和交渉本部長が出席しました。
このなかでビーガン特別代表は北朝鮮との実務者協議の詳しい内容を説明したものとみられます。アメリカ国務省によりますと3か国は北朝鮮の完全な非核化と朝鮮半島の恒久的な平和を実現するため、緊密に協力することの重要性を確認したということです。
協議のあと、韓国のイ本部長は記者団に、「協議の勢いをどのように保っていくかについて多くの時間、話し合った」と述べました。アメリカは北朝鮮との実務者協議を2週間後に開く考えを示していますが、北朝鮮は体制の保証や制裁の解除など、譲歩を求めていて、見通しは立っていません。