川崎重工業が
架空の
取り引きで
作った
裏金で、
海上自衛隊の
潜水艦の
乗組員に
物品の
提供などをしていた
問題で、
大阪国税局が
これらについて、
経費と
認められない
交際費と
判断したことが
関係者への
取材でわかりました。2023
年までの6
年間で、
所得隠しを
含む10
数億円の
申告漏れが
指摘される
見通しで、
川崎重工業は
修正申告する
方針です。
川崎重工業をめぐっては、海上自衛隊から請け負った潜水艦の修理や検査の際、神戸工場の担当部門が下請け企業に架空の業務を発注し裏金を捻出していたことが明らかになっています。
関係者によりますと、川崎重工業が架空の発注で支払った金を下請け企業がプールする方法で裏金を作り、海上自衛隊の潜水艦の乗組員との飲食代の支払いのほか、乗組員に提供する金券や家庭用ゲーム機の購入などに充てられていた疑いがあるということです。
これについて大阪国税局が調査した結果、経費と認められない交際費と判断したことが関係者への取材で分かりました。
2023年3月までの6年間で所得隠しを含む10数億円の申告漏れが指摘される見通しです。
川崎重工業は取材に対し、「修正申告は年度内に完了させたい」とコメントしています。