長崎原爆の日(8月9日)に、平和を発信するファッションショーが長崎市で初めて開かれます。主催するテンボデザイン事務所(千葉県木更津市)代表でデザイナーの鶴田能史(たかふみ)さん(39)は、ショーを通じて人々に新たな平和の価値観を伝えたいと願います。
同社のコンセプトは、国籍や性別、障害の有無を問わず、誰もがおしゃれを楽しめる−で、特に「平和」にこだわる。設立年の2015年、戦後70年にちなんだファッションショー「1945」を東京で開催しました。障害者と健常者をそれぞれモデルに起用し、衣服の一部に千羽鶴をあしらった色鮮やかな衣装を披露しました。鶴田さんは「ファッションで平和を表現できる」と手応えを感じたということです。