先月6日に行われ、開票率が100%に達しても結果が確定していなかった南米ペルーの大統領選の決選投票ですが、19日、急進左派のペドロ・カスティジョ氏の当選が発表されました。
決選投票をめぐっては、カスティジョ氏が得票率で0.25ポイント、およそ4万4000票の僅差でアルベルト・フジモリ元大統領の長女、ケイコ・フジモリ氏を上回りましたが、フジモリ氏が不正を訴えおよそ20万票を無効にする申し立てを行ったため、結果が確定しない状況が1か月以上続いていました。
審査を続けていた国家選挙審査会は19日、フジモリ氏の申し立てを退け、カスティジョ氏が当選したと発表。発表に先立ち、フジモリ氏は「不正はあった」としながらも結果を受け入れる考えを示していました。