ベネズエラの中央銀行は5日、経済政策の一環として10月1日からこれまで採用してきた通貨の「ボリバル・ソベラノ」の単位を100万分の1に切り下げる「デノミネーション」を行うことを発表しました。
これにより、100万「ボリバル・ソベラノ」が、新しく発行される1「ボリバル・デジタル」になります。ベネズエラは、これまでもハイパーインフレの影響で2008年に1000分の1、2018年にも10万分の1のデノミネーションを行っていますが、今回もアメリカの経済制裁による物価高騰で経済が低迷したことを受けて実施されます。
ベネズエラは去年、年間およそ3700%のインフレ率を記録しており、現在1ドル=およそ404万ボリバルまで下落。