ブラジル北東部で橋が崩落し、少なくとも4人が死亡したほか、硫酸や殺虫剤を運んでいたトラックが川に転落した。当局が捜査を進めているが、水質汚染に対する懸念が出ている。
ブラジル北東部に位置するエストレイト市とアグアルノポリス市を結ぶ533メートルの橋が崩落したのは今月22日。10人以上の行方不明者も出ている。地元国営メディアによれば、トラック4台と車3両、バイク3台が川に転落した。
地元メディアは消防当局の話として、女性3人と男性1人が橋の崩落により死亡したと伝えた。
水や衛生に関する当局によれば、トラックは約2万5000リットルの殺虫剤と76トンの硫酸を運んでいた。このため、環境への被害に対する懸念が出ており、当局は住民に対して、水を飲んだり、川に入ったりしないよう警告している。
CNNブラジルによれば、川の硫酸のために行方不明者の捜索が停止している。
輸送インフラを担当する当局が崩落の原因について捜査を開始した。