ウクライナ
国防省は、ロシア
西部でウクライナ
軍との
戦闘に
参加している
北朝鮮軍の
部隊が
十分な
後方支援を
受けられず、
飲料水が
不足する
など困難な
状況に
直面していると
指摘しました。
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続く中、ウクライナ軍が越境攻撃を行っているロシア西部のクルスク州では、およそ1万1000人の北朝鮮軍の兵士がロシア軍とともに展開しているとされています。
これに関連し、ウクライナ国防省の情報総局は26日、北朝鮮軍の部隊の戦況分析をSNSに投稿しました。
それによりますと、北朝鮮軍の部隊は、ロシア軍の無人機の部隊に護衛されて戦闘を行っているとしたほか、今月20日には、ウクライナ軍の攻撃で多くの死傷者が出たものの、21日にはロシア軍から弾薬や食料の補給を受け、作戦を継続したとしています。
また、22日にはウクライナ軍が北朝鮮軍の重要な通信拠点の一つを攻撃したことで、北朝鮮の部隊どうしの無線でのやり取りが減少したとしています。
その上で、北朝鮮軍の部隊は十分な後方支援を受けられず、飲料水が不足するなど困難な状況に直面していると指摘しました。
一方、ウクライナ東部ドネツク州ではロシア国防省が25日と26日、それぞれ集落1つを掌握したと発表し、ロシア軍が攻勢を強めています。