26日午前7時すぎ、秋田市仁井田蕗見町の自動車整備工場の近くにクマがいるのを通りかかった人が見つけ、従業員が防犯カメラを確認したところ、クマ1頭が工場に入っていく様子がうつっていました。
このため秋田市は、工場内に好物の米ぬかやハチミツを入れた箱わなを設置し、警察とともに警戒を続けました。
市によりますと、26日夜、わなに取り付けられた赤外線カメラの映像で、クマ1頭がわなの中に入ったとみられる様子が確認されたということです。
そして、27日午前8時半ごろ、市の職員が工場内に設置されたわなの中に、体長1メートル近いクマがいることを確認したということです。
市や警察はクマの運び出しに向けて対応を協議しています。
秋田県は学校の近辺や市街地などでクマの出没が相次いでいることから、12月末までとしていた「ツキノワグマ出没注意報」を来年1月末まで延長することを決めました。