タックスヘイブン(租税回避地)や富裕層の遊び場として知られる欧州の小国モナコ。不動産仲介企業のナイトフランクによれば、同国では10人に7人がミリオネア(百万長者)で、米ニューヨークのセントラルパークよりも狭い土地には約3万9000人が暮らしています。
だが、この世界で2番目に小さな国はこのほど、国土面積を3%広げました。
地中海に新しく建設された「エコ地区」マレテラにより、モナコの面積は約6ヘクタール増加。今月、アルベール2世公により完成を祝う式典が執り行われました。総工費20億ユーロ(約3200億円)を費やしたこの高級開発プロジェクトでは、マリーナ、海岸沿いのプロムナード、高級住宅などが新設されました。
2013年に発表されたこの大規模な埋め立てプロジェクトでは、海中にコンクリート製の構造物であるケーソンを設置。