神戸市はファイザー
製の
新型コロナウイルスワクチンについて、
国からの
供給量が
市の
希望する
量を
下回っているとして、
少なくとも
およそ5
万人の
予約をキャンセルすると
発表しました。
神戸市によりますと、6月以降、ファイザー製のワクチンについて、市が希望する量に対して国からの供給量が半分以下になっていて、7月も希望量を大幅に下回る見込みだということです。
このため、神戸市は1回目の接種を終えた人への2回目のワクチンを確保するため、1回目の予約をした人のうち、7月6日以降のファイザー製のワクチンを使用する集団接種会場と大規模接種会場、7月12日以降の個別接種や施設での接種について、1回目の接種予約をすべてキャンセルすることを明らかにしました。
キャンセルする人数は、市が把握している集団接種と大規模接種だけで、およそ5万人に上るということです。
また、市内のすべての接種会場の1回目の新規予約の受け付けを一時的に停止するとしています。
神戸市では65歳以上の人については7月8日以降、モデルナ製のワクチンを使用する集団接種会場への予約の振り替えを受け付けることにしています。
神戸市の久元市長は「神戸市は、かなり早いペースで接種を進めてきたので大変無念だ。できるだけ早くワクチンが円滑に供給されるよう国にお願いしたい」と述べました。
8月分のワクチン供給「未定」 福岡
福岡市が6
月28
日に
市内約800の
医療機関に
出した
文書によりますと、「ファイザー
製のワクチンの
供給量が
これまでよりも
減る見通しが
国から
示された」としています。
このため各医療機関で直近2週間のうち接種が多かった週の回数を「目安接種数」として、7月12日以降の予約数はそれを超えない範囲で設定し、8月は2割から3割減らした予約数に制限するよう要請しています。
市によりますと、ワクチンの供給量は先月およそ36万回分でしたが、今月はおよそ35万5000回分に減り、8月は未定だということです。
福岡市の個別接種は現在全体で1日約1万4000回に上っていて、今月からは64歳以下への接種も順次始まります。市は個別接種が減っても集団接種と職域接種により今の接種ペースは維持できるとしています。
一方で、8月以降についてはワクチンの供給量が決まっておらず、接種への影響は不明だとしています。
接種計画 見直し迫られる医療機関も
福岡市西区の「
福岡リハビリテーション
病院」は、7
月12
日からの7
日間と、26
日からの7
日間に、
それぞれ750
回分の
予約を
受け付けていました。
しかし市から接種回数をそれぞれ684回に抑えるよう連絡があったということです。
病院は、認められない66回分について、今後予約した人たちに連絡して延期してもらうなど調整を進めることにしています。
8月はさらに接種の回数が制限され、480回に減らすよう市から要請されたということです。
病院は、3割も減少すれば2回目の接種の予約ができなくなる人も出てくるおそれがあるとして、ワクチンを確保するよう市に求めています。
医療機関「接種急げと言われたのに…」
福岡リハビリテーション
病院の
財部勲雄医事係主任は「
接種を
急ぐよう
言われてきたのに
実際はワクチンが
足りないという
通知で、
正直現場は
混乱している。
予約した
人たちにも
申し訳ない
思いだ」と
話していました。
大阪 吉村知事「長期の“宣言”地域など 集中的に供給を」
大阪府の
吉村知事は
河野規制改革担当大臣と
面会し、ワクチンの
供給量が
限られる
中、リスクの
高い地域で
供給の
スピードを
落とすのは
避けるべきだと
述べ、
長期に
緊急事態宣言が
出された
地域などに
集中的にワクチンを
供給するよう
要望しました。
大阪府の吉村知事は「接種の能力が高まってくると国の供給スピードと逆転することもありうる話で、そういう状況も起きうると思う」と述べました。
そのうえで「いまも大都市中心に感染が広がりつつあることを考えると、リスクの高いエリアでワクチン供給のスピードを落とすのは避けるべきだ。長期的に緊急事態宣言が出されたエリアや、感染が拡大すると全国にも波及するようなエリアを『ワクチン接種重点地域』に指定し、できるだけ早く供給することが必要だ」と述べ、長期に緊急事態宣言が出された地域などに集中的にワクチンを供給するよう要望しました。
これに対し河野大臣は「高齢者分のワクチンは6月末までに送り出しているので、そこは全力で打っていただき、64歳以下の人の分については 7、8月の輸入量をベースに、いろいろと意見を伺いながらしっかりやっていきたい」と述べました。
今後の配送スケジュールは?
厚生労働省が
示しているファイザーのワクチンの
今後の
配送スケジュールです。
全国の自治体に向け、7月5日から18日にかけて合わせて1287万回分、19日から8月1日にかけて、合わせて1240万2000回分をそれぞれ配送します。
厚生労働省は8月以降配送する量を具体的に示していませんが、8月2日から15日と16日から29日にかけてもそれぞれ同量程度を配送する予定で、週明けにも周知したいとしています。
一方、一部の自治体で希望した量が届かず、予約の受け付けを延期する動きなどが出ていることについて、厚生労働省は「自治体としては8月以降に届く量が予測できず、不安に感じていると思う。できるだけ早く具体的な配送量を示すので、ワクチンが入ってくる量に応じて接種を進めるスピードを調整してほしい」としています。
政府「9月末までに希望者全員分は確保可能だ」
新型コロナウイルスのワクチンをめぐっては、ファイザーのワクチンの
供給が5
月から
徐々に本格化し、6
月末までに
およそ1
億回分が
供給されました。
今後の供給見込みは、7月から9月末までの3か月でおよそ7000万回分、10月以降がおよそ2000万回分で、政府は今月からファイザーのワクチンの供給は減少することになるとしています。
ただ、9月末までに5000万回分のモデルナのワクチンの供給が見込まれており、政府は9月末までに希望するすべての人が接種するのに必要なワクチンは確保できるとしています。
河野大臣「職域接種 申請が想定を超えた」
新型コロナウイルスワクチンの
職域接種をめぐり、
政府は、
予想以上の
要望があったとして
新規の
申請受け付けを
休止し、すでに
申請があった
分の
内容を
精査していますが、
これまでに
承認されたのは
およそ半数にとどまっています。
河野規制改革担当大臣は記者会見で「7月中のスタートは厳しいと認識していただきたい。申請が想定を超えたのは事実で、『見通しが甘かった』と言われればおわびするしかない」と重ねて陳謝しました。
また自治体に配送するファイザーのワクチンについて「供給できる量が希望する量の3分の1なので、手持ちの在庫をうまく使いながら供給量に応じた接種のスピードをお願いしたい」と述べました。
フォルクスワーゲン 去年の販売台数902万台余 前年2.3%下回る
ドイツの自動車大手フォルクスワーゲンは、2024年の世界での販売台数が前の年を下回る902万台余りとなったと発表しました。トヨタ自動車は去年11月までのグループ全体の販売台数でこれを上回っていることから、5年連続の世界トップとなる見込みとなりました。
Source: NHK
Jan 15, 2025 07:01
LA山火事1週間 15日まで風が強まる予報「特に危険な状況」
アメリカ・ロサンゼルス周辺で続く山火事は発生から1週間となりました。現地では被災者への救済措置の手続きなどを行う「災害復興センター」が開設されるなど生活再建に向けた動きも進む一方で、15日にかけて風が強まるとして当局は最高レベルの警戒を呼びかけています。
Source: NHK
Jan 15, 2025 06:01
三菱UFJ銀行 元行員を逮捕 貸金庫から金塊盗んだ疑い
三菱UFJ銀行の貸金庫から顧客の金品10数億円相当が盗み取られていた事件で、警視庁は支店長代理だった46歳の元行員を金塊およそ20キロ、2億6000万円相当を盗んだ疑いで逮捕しました。FX取引や競馬で多額の損失を出して消費者金融からの借金があったということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
Source: NHK
Jan 15, 2025 05:01
芥川賞作家 李恢成さん死去 89歳
自身のルーツをもとに分断された朝鮮半島の民族の歴史を背景にした作品の数々を手がけてきた芥川賞作家の李恢成さんが今月5日に亡くなりました。89歳でした。
Source: NHK
Jan 14, 2025 17:01
東京女子医大 元理事長 側近が手渡しで資金還流か
東京女子医科大学の施設建設をめぐり資金を不正に流出させたとして、大学の元理事長が背任の疑いで逮捕された事件で、元理事長が、大学のアドバイザーを務める建築士の口座にいったん振り込んだ金を、当時の側近の職員に直接受け取らせ、手渡しで自分に還流させていたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁は金の流れが発覚しないようにしていたとみて調べています。
Source: NHK
Jan 14, 2025 11:01
南海トラフ評価検討会「調査終了」 発生可能性高まらず
13日午後9時19分ごろ、日向灘を震源とする地震が発生したことを受けて、気象庁は南海トラフ地震の評価検討会を開きましたが、特段の防災対応を取る必要はないとして、13日午後11時45分に調査を終了したと発表しました。一方、南海トラフ巨大地震が起きる確率は今後30年以内に70%から80%とされ、気象庁はいつ大規模地震が起きてもおかしくないことを意識し、ふだんから地震への備えを進めるよう呼びかけています。
Source: NHK
Jan 14, 2025 04:01
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