活発な梅雨前線の影響で、岐阜県では記録的な大雨となり、8日午前6時半ごろに気象庁が大雨特別警報を発表しました。昼前に警報に切り替えられましたが、飛騨川が氾濫し、下呂市などで32棟が床上浸水、150棟が床下浸水しました。
東海地方では9日も激しい雨が降る見込みで、気象台は引き続き土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。記録的な大雨によって、長野県松本市では、市街地から上高地へと通じる国道158号の3か所で土砂崩れが発生しました。
このうち2か所の土砂は、すでに取り除かれましたが、観光客やホテルの従業員などおよそ300人がいまも孤立状態となっていて、県が復旧作業を続けています。一方、去年の台風19号で被災した長野市の千曲川では、支流との合流点で水があふれ、河川敷のリンゴ畑や田んぼが再び浸水する被害が出ました。