スイスに本部があるIUCN(国際自然保護連合)は9日、野生生物の絶滅の危険性を評価する最新の「レッドリスト」を発表し、マツタケを初めて絶滅危惧種に指定しました。絶滅危惧種は絶滅の危険度によって3段階にわかれていて、マツタケは太平洋のクロマグロなどと同じ、最も下の「危急」に分類されています。
マツタケはアジアからヨーロッパにかけて広く生育していますが、IUCNによりますと、世界各地で森林破壊が進み、生育量はこの50年で30%以上減少したということです。日本では、松枯れ病や松林に人の手が入らなくなっていることが課題となっています。