ホーチミンがまだサイゴン(Saigon)だった当時、この建物に住んでいたチャン・バン・ライ(Tran Van Lai)という人物が、自宅トイレの排水管を修理すると見せかけて1967年にこの地下壕を掘ったとされます。彼は、ベトコンの秘密工作員でした。 地下壕の深さは2.5メートルで、全長10メートル以上あります。出入口は複数ありますが、今はカフェの床や洗面台で覆われています。
建物は2018年、この元工作員の息子によってカフェに様変わりしましたが、地下壕も一般公開されているため、本物のライフルや手りゅう弾の他、武器を運ぶために使用されたシトロエン(Citroen)の車などを見ることができます。