8月15日、太平洋戦争が終わってから75年になりました。
東京の日本武道館では、この戦争で亡くなった約310万人のために祈る式がありました。今年は新しいコロナウイルスの問題で、式に出席した人は去年の10%以下の550人で、今まででいちばん少なくなりました。
天皇陛下は「戦争で大切な命をなくした多くの人たちとその家族のことを考えると、とても悲しく思います」と話しました。そして「みんなで一緒に新しいコロナウイルスの問題がなくなるようにして、幸せと平和を大切にしていくことを心から願います」と話しました。
出席した93歳の男性は「ウイルスが心配でしたが、今年が最後だと思って来ました。戦争は絶対にしてはいけないと思います」と話しました。