アメリカ・ニューヨーク市警察は、アジア系住民へのヘイトクライム=人種差別などを動機とする犯罪が増えていることから、専門の捜査チームを発足させたと発表しました。
ニューヨーク市警によりますと、市では3月下旬以降、21件のアジア系住民に対するヘイトクライムが報告され、17件が容疑者の逮捕に結びついています。
こうした犯罪の増加から、ニューヨーク市警は専門の捜査チームを発足。チームは中国語や韓国語、タガログ語などを話すアジア系アメリカ人の警察官25人で構成され、被害者との関係構築に通訳を必要としないことなどから、捜査しやすくなるとしています。