オーストラリア統計局が2日発表した4~6月期の国内総生産(GDP)は、前期比7.0%減と2四半期連続のマイナス成長を記録し、29年間に及んだ同国の景気拡大に終止符が打たれました。
1~3月期のGDPは前期比0.3%減でした。7.0%の下げ幅は1959年の統計開始以来最も大きく、アナリストらによるマイナス5.9%の予想を超える落ち込みとなりました。
4~6月期はホテルやレストランの閉鎖により、家計消費が12%減、サービス消費は18%近く減少しました。
長年にわたり景気拡大を支えてきた中国向けの資源輸出にも、最近の関係悪化が影を落としています。