テニスの
四大大会の1つ、
全米オープンの
女子シングルス
準決勝で
大坂なおみ
選手が、アメリカの
選手にセットカウント2
対1のフルセットで
勝ち、
優勝したおととしの
大会以来、2
年ぶり、2
回目の
決勝進出を
決めました。ニューヨークで
無観客で
行われている、ことしの
全米オープンは、
大会11
日目の10
日、
女子シングルスの
準決勝で
世界ランキング9
位の
大坂選手が、
世界41
位で
アメリカのジェニファー・ブレイディ
選手と
対戦しました。
ブレイディ選手は、力強いサーブと鋭いフォアハンドで初戦から5試合すべてをストレートで勝ち進んできました。
10日の試合の第1セットは、激しい打ち合いとなる中、大坂選手のミスの少なさが際立ちました。
ファーストサーブが入った場面では、ポイントを獲得した確率が95%に上るなどサーブで主導権を握り、タイブレークの末、7-6で取りました。
第2セットの大坂選手は、サービスゲームだった第8ゲームにラリーでミスが出て、初めてブレークを許し、3ー6で落としました。
しかし、最終、第3セットは、ラインのギリギリをつく鋭いショットでポイントを重ねて、相手のサービスゲームを先にブレークして流れを引き寄せました。
大坂選手はこのセットを6-3で取り、セットカウント2対1で勝って、四大大会のシングルスで日本選手として初優勝を果たしたおととしの大会以来、2年ぶり、2回目の決勝進出を決めました。
決勝は、日本時間の13日に行われる予定で、相手はいずれも元世界女王で、おととしの大会の決勝で戦った世界8位のアメリカのセリーナ・ウィリアムズ選手、または、世界27位でベラルーシのビクトリア・アザレンカ選手と対戦します。