オーストラリアの鉱山大手リオティントが先住民アボリジニの聖地を爆破した問題で、同社のジャンセバスチャン・ジャック最高経営責任者(CEO)が辞任を表明しました。
リオティントの発表によると、ジャックCEOは後任が決まった時点、または来年3月末の、いずれか早い方の時期に辞任します。また、鉄鉱石事業部トップのクリス・ソールズベリー氏など役員2人も辞任します。
リオティントが破壊した西オーストラリア州の洞窟遺跡「ジューカン・ゴージ」は、4万6000年の歴史をもつアボリジニの聖地で、何万年にもわたって人が居住し続けてきたことを裏付ける工芸品が出土していました。