集まった人たちがじっと開票作業の様子を見つめる中、午後3時半前に菅氏を含む3人の得票が発表されました。
そして、菅氏が新しい総裁に選出されると、会場は安どの空気に包まれて、あちこちから拍手があがり、中には涙ぐみながら喜ぶ人の姿も見られました。
湯沢高校で同じ学年だったという兼田幸治さんは「同級生が自民党の総裁になるとは思わなかったので、感激でいっぱいだ」と涙ぐみながら話していました。
また、湯沢高校で菅氏の1学年上だったという榎本真一さんは「地方の格差を縮めてもらうような政策をお願いしたい。地方をよくして、秋田をよくして、湯沢をよくしてほしい」と話していました。
小学校からの同級生は
菅官房長官と小学校から高校まで同じ学校に通った同級生、伊藤英二さんは、菅氏が自民党の新たな総裁に選出される様子を湯沢市内の自宅で見守りました。
伊藤さんは、菅氏の子ども時代について「小学校や中学校のときは、相撲が強く、義偉には一度も勝てませんでした」と振り返りました。
そして、午後3時半前に菅氏が新たな総裁に選ばれると、拍手をして選出を喜んでいました。
伊藤さんは「実際に選ばれてほっとした。思っていたより票が入ってよかった。いろんな人と仲よくすることができた昔のように、総理大臣になったら外交で力を発揮してほしい」と話していました。
秋田駅前では号外配布
自民党の新しい総裁に菅官房長官が選出されたことを受けて、JR秋田駅前では午後4時半ごろから号外が配布されました。
号外を受け取った秋田県横手市出身の40代の男性は「日本全体がよくなるように頑張っていただきたい」と話していました。
また、秋田市に住む70代の女性は「地方の活性化と新型コロナウイルス対策に期待している。みんな豊かに生活できるようになってほしい」と話していました。