全国で
相次いでいる
一連の
広域強盗事件ではフィリピンの
入管施設に
収容されている
日本人が「ルフィ」と
名乗り施設から
指示を
出していた
疑いが
あるとして、
警察当局が
日本人の
容疑者の
身柄の
引き渡しを
求めています。
こうした中、フィリピンの入国管理局の職員がNHKの取材に応じ、容疑者2人の最近の様子について「報道されていることに動揺し、部屋から出てこなくなっている」と証言しました。
一連の事件について警察当局は、フィリピンの入管施設に収容されている日本人が「ルフィ」を名乗って施設から指示を出していた疑いがあるとして、渡邉優樹容疑者や今村磨人容疑者らの身柄の引き渡しを求めています。
こうした中、フィリピン入国管理局の職員が28日夜、NHKの取材に応じ、2人がほかの日本人とともに10人部屋で暮らしていることを明らかにしました。
そして以前の2人の様子について「施設の中庭で運動をしながら携帯電話を手に会話をする姿を頻繁に見かけた」と話しました。
一方で、ここ数日の様子について施設内にいる同僚から聞いた話として、「報道されていることに少し動揺しているようで、日課だった運動をあまりしなくなり、今は部屋から出てこなくなっている」と証言しました。
事件の発覚を受けて、フィリピン政府は入管施設の収容者から携帯電話などの通信手段を没収するよう指示したとしています。
また、日本人の身柄の引き渡しをめぐっては、容疑者の刑事手続きの状況などを慎重に精査した上で、要請に応じるかどうか判断する方針です。