少子化対策として
導入を
求める声がある、
いわゆる「N
分N
乗方式」について、
自民党の
茂木幹事長は「
対策の1つの
参考例だ」と
述べ、
日本に
そのまま導入することは
難しいという
認識を
示しました。
「N分N乗方式」はフランスで採用されている税の制度で、子どもなど扶養家族が多いほど世帯の所得税の負担が軽減されるとして、自民党の茂木幹事長が、先の代表質問で「画期的な税制だ」と評価したほか、少子化対策の1つとして、日本維新の会や国民民主党が導入を主張しています。
これについて、茂木氏は記者会見で「フランスの所得階層や社会構成には非常にフィットした画期的な制度で、代表質問では、少子化対策の1つの参考例として『N分N乗方式』の話をした」と述べました。
そのうえで「日本の所得分布や税制などを考えると、そのまま導入できるかというと課題は大きい。強調したいのは、そういったインパクトのある、若者が希望が持ち、子育てに安心できるような制度を考えていかなければならないということだ」と述べました。