韓国各地で
相次いでいる
山火事で、
韓国政府は、
南部のキョンサン
北道(
慶尚北道)で25
日から26
日朝にかけて12
人の
死亡が
確認されたと
発表し、
今月21
日以降に
発生した
山火事で
韓国国内で
死亡した
人は、あわせて16
人となりました。
韓国では今月21日以降、韓国南部のキョンサン南道(慶尚南道)や、キョンサン北道(慶尚北道)など各地で山火事が発生し、25日、強風が吹いた影響で被害が拡大しました。
韓国の行政安全省は25日から26日朝にかけて12人の死亡が確認されたと発表しました。
韓国メディアによりますと、自宅や庭で亡くなった人のほか、避難中とみられる人が道路で死亡しているのが見つかったケースもあったということです。
韓国国内では、これまでに、キョンサン南道で消火作業にあたっていた消防隊員ら4人が死亡していて、今月21日以降に発生した山火事で死亡した人は、あわせて16人となりました。
被害が拡大しているキョンサン北道では、世界文化遺産に登録されている歴史的な集落の近くまで火が迫り、国家遺産庁が最高レベルの警戒態勢をとっています。
また、韓国メディアは、山火事が近くに迫っている刑務所の受刑者がバスで別の施設に移されたと伝えています。
韓国では26日の日中も空気が乾燥した状態が続く見通しで、さらなる被害の拡大が懸念されています。