今月23日に岡山市南区飽浦で発生した山林火災は、これまでに岡山市南区と玉野市のおよそ311ヘクタールの範囲に延焼し、住宅や倉庫などあわせて6棟の建物に被害が出ています。
夜を徹して地上での消火活動が続けられましたが、鎮圧のめどは立っておらず、夜間には一時、住宅地の近くまで火が迫った地域もありました。
岡山市と玉野市は、25日夜、相次いで一部の地域に避難指示を出し、住民に避難を呼びかけています。
避難指示が出ているのは▽岡山市南区の小串地区の627世帯1146人、
それに▽玉野市が番田地区の303世帯646人と北方地区の161世帯341人です。
それぞれの市によりますと25日夜、岡山市では75人、玉野市では6人が避難所に避難したということです。
また、現場の北側にある児島湾にかかる「児島湾大橋」が円滑な消火活動のために、25日午後から一般の車は通行止めとなり、住民の暮らしへの影響も懸念されます。
26日は午前6時半ごろからヘリコプターによる上空からの散水も再開され、消火活動が続いています。