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月23
日に
愛媛県今治市で
起きた
山林火災は
発生から5
日目となった27
日も
延焼が
続いています。
朝からヘリによる
上空からの
消火活動が
再開されましたが、
依然として鎮圧のめどは
立っておらず、
住民生活への
影響が
広がっています。
今治市で今月23日に発生した山林火災は、消防などによる消火活動が夜を徹して続けられ、午前6時すぎからは自衛隊のヘリによる上空からの消火活動も再開されましたが、5日目となった27日も延焼が続いていて、鎮圧のめどは立っていません。
火は隣接する西条市にも広がり、焼けた面積は26日午後2時時点でおよそ417ヘクタールとなっています。
今治市では飛び火による建物への被害も起きていて
▽郷桜井地区で住宅3棟と倉庫2棟
▽長沢地区で住宅3棟
▽桜井地区で住宅2棟
▽朝倉地区で住宅1棟のあわせて11棟が焼けました。
この火災で今治市は
▽長沢地区
▽朝倉北地区
▽緑ヶ丘団地地区
▽郷桜井地区の一部
▽旦地区
▽桜井小学校区
▽朝倉南乙野々瀬地区のあわせて5988人に避難指示を出していて、7つの避難所に56世帯77人が避難しています。
また、西条市も
楠河地区楠・六軒家に避難指示を出していて、福祉避難所に障害者施設やグループホームの利用者と職員あわせて123人が避難しています。
今治市では店舗が臨時休業したり、郵便局が窓口業務を停止したりと住民生活への影響が広がっています。
また四国電力送配電は、延焼して電気の供給ができなくなった場合、今治市のほぼ全域が停電するおそれがあるとして、懐中電灯の準備や携帯電話の充電など停電への備えを呼びかけています。
気象庁によりますと、27日も空気が乾燥した状態が続いていますが、今治市と西条市を含む愛媛県東予では前線が通過するタイミングで、28日にかけて雨や風が強まるところがある見込みです。