ウクライナ
情勢をめぐり、ロシアは
黒海での
安全な
航行を
確保するとした
合意の
発効には、
制裁の
解除が
条件に
なると
主張しています。
これについて、フランスのマクロン
大統領とウクライナのゼレンスキー
大統領は、そろってロシアを
非難し、
制裁の
継続が
必要だと
強調しました。
アメリカのトランプ政権は25日、黒海で安全な航行を確保し武力を行使しないことなどについて、ウクライナ、ロシアの双方と合意したと発表しましたが、ロシアは、合意の発効には、制裁の一部解除が条件になると主張しています。
マクロン大統領と、ゼレンスキー大統領はパリで26日、翌日の支援国の首脳らによる会合を前にそろって記者会見しました。
このなかでマクロン大統領は「ロシアは新たな条件を提示し、これまでの合意を書き換えようという考えを明確に示した。ロシアは平和を望むどころか、ウクライナを激しく攻撃している」と非難しました。
そのうえで「制裁は解除しない。時期尚早だ」と述べ、ロシア軍が侵略をやめ、ウクライナの領土から撤退しないかぎり、応じられないという考えを示しました。
また、ゼレンスキー大統領も「今はロシアへの圧力を弱めたり、平和のための結束を弱めたりするときではない。ロシアの占領が続くかぎり、制裁は継続され、強化されなければならない」と強調しました。