男性が乗っていたトラックの運転席部分は今も下水道管の中に取り残されたままですが、その真上から穴を掘る作業が27日から始まり、県は、男性の本格的な捜索に向けた対応を急ぐことにしています。
ことし1月に八潮市で発生した大規模な道路陥没では、トラックに乗っていて転落した74歳の男性の安否が分からなくなりました。
トラックの運転席部分はおよそ30メートル下流の下水道管の中で見つかり、男性は内部に取り残されているとみられています。
運転席部分は管の中で見つかった場所に今もとどまったままで、県は27日開いた対策会議で男性の捜索に向けた対応として、運転席部分の真上から直径3メートルほどの穴を掘り始めたことを報告しました。
掘削は27日から始まったばかりだということで、県は下水道管をう回させる工事など一帯で行っている工事の完了が見込まれる5月中旬ころ以降に男性の本格的な捜索を進める方針です。
一方、県は、有識者による委員会を設置して、陥没の原因の究明や再発防止策の策定も続けています。