去年、
沖縄県石垣市内に
ある放課後児童クラブで、
食べ物を
飲み込む力が
弱い小学生が、
おやつに
出されたマシュマロをのどに
詰まらせて、
一時、
意識不明になった
事故について、
市の
検証委員会は「
職員の
間で
危険性の
認識が
不十分だった」とする
報告書をまとめました。
去年4月、石垣市内の放課後児童クラブで、食べ物を飲み込む力が弱い小学4年生の男子児童が、おやつに出されたマシュマロをのどに詰まらせて、一時、意識不明になりました。
児童は退院しましたが、現在も医療的ケアが必要な状態が続いています。
この事故について市の検証委員会が報告書を取りまとめ、今月25日に市のホームページで公表しました。
それによりますと、児童クラブではこの男子児童に出すおやつはヨーグルトやプリンと決められていましたが、事故の当日は、ほかの児童がおやつを配膳し、マシュマロが配られました。
児童がなめ始めたことから、職員が「なめるだけ」と伝えたものの、飲み込んでしまい、のどに詰まらせてしまったということです。
児童クラブの事故防止のマニュアルでは、「窒息や誤えんの恐れのある食品を提供しない」としていますが、報告書では、職員の間でおやつの提供についての情報共有や危険性の認識が不十分だったと指摘しています。
そのうえで、児童の支援についての認識に差が生じないよう、職員の間で徹底した情報共有を図るよう提言しています。