ドジャースが開幕4連勝
ドジャースは28日、本拠地ロサンゼルスでタイガース戦に臨み、日本での開幕戦で今シーズン初勝利をあげた山本投手が先発しました。
山本投手は1回、ヒット2本で1アウト一塁三塁のピンチを招きましたが、後続のバッターは152.8キロのツーシームと低めのスプリットで2者連続三振とし、無失点で切り抜けました。
2回と3回にはソロホームランを1本ずつ打たれて失点したものの、キレのあるスプリットを決め球に5回には3者連続三振を奪うなど粘り強く投げ、この回でマウンドを降りました。
球数は91球、打たれたヒットが5本、フォアボールは2つで、三振は大リーグに移籍してから初の2桁となる10個を奪い勝ち負けはつきませんでした。
一方、2試合連続でホームランを打つなど好調の大谷選手は、1番・指名打者で先発出場し、1回の第1打席はフォアボールで塁に出ましたがこのあと3打席は凡退しました。
試合は、3対3となって今シーズン初めて延長戦に入り、ドジャースは10回、タイガースに先に2点を勝ち越されました。
そのウラ、ドジャースの強力打線は5対5と追い上げた直後、1アウト一塁の場面で大谷選手に第5打席がまわり、154キロのストレートをライト前に引っ張ってヒットを打ちチャンスを広げました。
そして、2番・ベッツ選手がサヨナラとなるスリーランホームランを打ってドジャースが8対5で競り勝ち、開幕4連勝を飾りました。
大谷選手はこの試合4打数1安打、フォアボールが1つで開幕から続く連続試合ヒットを「4」に伸ばしています。
ドジャースは29日も本拠地でタイガースと対戦し佐々木朗希投手が先発登板する予定です。
ベッツ 見事な復活「自分を本当に誇りに思った」
体調不良で体重が10キロほど減り、開幕から2試合を欠場したベッツ選手は、この試合でサヨナラのスリーランを含むホームラン2本を打って見事な復活を見せました。
32歳のベッツ選手はキャンプ終盤から胃腸の調子を崩したということで、一時は固形物を食べるとすべて吐いてしまい、およそ80キロあった体重が70キロ前後まで落ちるほどでした。
それでも日々グラウンドに出て懸命に練習する姿を見せ、26日のオープン戦を含めて実戦復帰から3試合目となったこの試合は、8回ウラの勝ち越しソロホームランに続いて延長10回にはサヨナラスリーランと5打数3安打4打点の活躍で見事な復活を遂げました。
試合後、ベッツ選手は「とても特別な夜だ。これまでの浮き沈みや体調が悪くて泣いていた夜を思うと、体重が減った中でプレーしてきた自分を本当に誇りに思った」と苦しみを乗り越えた思いを明かしました。
現在の体重は75キロほどまで戻っているということで「あと10ポンド(4.5キロ)あれば理想的だが、体力はそんなに落ちていない。体重が増えれば当然筋力も上がるだろうが、今はこの体重でヒットを打つのが楽しいんだ」と話し、晴れ晴れとした笑顔を見せていました。
山本由伸「ホームランは打たれたが何とか粘れた」
山本投手は試合後、NHKの中継インタビューに応じ自身のピッチングについて「変化球をいい高さに投げることができていたので、ホームランは打たれたが何とか粘れたと思う。すごく集中して試合に入ることができた」と話しました。
今シーズン初のサヨナラ勝ちでチームが開幕4連勝となったことについては「最高の結果でびっくりした。また次の登板に向けて気を引き締めてもっといい登板が増えるように頑張りたい」と笑顔を見せていました。
また、中継インタビューとは別に報道陣の取材にも応じ、大リーグでは自己最多となる10個の三振のうち8つで決め球となったスプリットについて「去年と比べるとコントロールの面だったり落ち幅というのにすごく自信を持てている。自分のフォームで投げられることが増えて、多少カウントが悪くなってもしっかりと腕を振って投げられている」と昨シーズンからの成長を実感している様子でした。
登板の準備のため試合前のセレモニーには参加できませんでしたが、チャンピオンリングは登板後にロッカーに置いてあり、実際にはめてみたということで「うれしいだろうなというのは想像していたが、その想像よりもはるかに喜びがあった。すごく高級な感じがしました」と笑顔で話していました。
試合前にチャンピオンリングのセレモニー
大リーグ、ドジャースの選手たちは28日、本拠地ロサンゼルスでのタイガースとの試合前に昨シーズンのワールドシリーズ制覇を記念したチャンピオンリングを受け取るセレモニーに参加し、大谷翔平選手も笑顔で喜びをかみしめました。
大リーグではワールドシリーズ制覇を果たしたチームにチャンピオンリングと呼ばれる記念の指輪が贈られます。
昨シーズン、4年ぶりのワールドチャンピオンに輝いたドジャースは28日、本拠地でのタイガース戦を前に贈呈のセレモニーを行い、選手やスタッフが一人一人グラウンドに設けられたステージに上がってリングを受け取りました。
チャンピオンリングはサファイアとダイヤモンドがふんだんに使われた豪華なつくりで、大きく「LA」の文字がデザインされているほか、中央のふたを開けるとドジャースタジアムとワールドチャンピオンのトロフィーがあしらわれています。
また、指輪が入った箱の内側にはモニターも付いていて、昨シーズンのハイライト動画が流されるなど細部までこだわりが詰まった仕様となっています。
大谷選手はいちばん最後に名前を呼ばれ、割れんばかりの歓声のなか笑顔でリングを受け取って改めてワールドチャンピオンの喜びをかみしめていました。
この日の試合に先発する山本由伸投手はブルペンでの準備中でセレモニーには参加しませんでしたが、途中、名前が呼ばれるとファンからは大きな拍手が送られました。
これまで、日本選手では田口壮さんや井口資仁さん、松井秀喜さんなどあわせて11人がチャンピオンリングを手にしていて、大谷選手と山本投手が加わったためこれで13人となりました。