今月28日に発生した、ミャンマー中部を震源とするマグニチュード7.7の大地震のあと、SNSでは現地の様子を撮影した動画や支援の呼びかけが多く投稿されている一方、生成AIで作られたとみられる偽の動画も複数確認されています。
このうち、仏教寺院の塔がある街で多くの建物が倒壊した様子を上空から撮影したような動画は、日本語でのXの投稿が10万回以上閲覧されていますが、NHKが元の動画を調べたところ、生成AIを使って動画を作成するサービスの「透かし」があることが確認できました。
この偽動画はさまざまな言語で拡散し、被災地の様子だとして、インドネシアやロシアなどのメディアが引用していました。
また「地震後のミャンマー」だとするビルが建ち並ぶ間の道路が地割れしている様子を上空から撮影したように見える動画はXで複数投稿され、合わせて300万回以上閲覧されていますが、動画なのに人が動いていないなど不自然な点があるほか、Xで広がった動画のいくつかにはTikTokのアカウント名が記されていて、そのアカウントを調べると生成AIによるものとみられる動画を多く掲載しているものでした。
中には、こうした生成AIで作られたとみられる偽動画が、現地で撮影された動画と並べられる形に編集されて拡散したケースもありました。
生成AIによる偽動画は精巧になっていて、見抜くのが難しいものも増えています。
災害が起きたときには偽の動画や根拠不明の情報などが広がりやすく、安易に拡散させないよう注意が必要です。