それぞれの場所で、希望や使命感などさまざまな思いを胸にした新社会人の姿が見られました。
【東京】都の「入都式」
東京都では新たに採用された職員に辞令を交付する「入都式」が開かれました。
1日、渋谷区の東京体育館で開かれた「入都式」には、新たに採用された1900人あまりが出席しました。
式典では、小池知事が代表者に辞令書を手渡し「さまざまな課題がありますが、視野を広げて、新しいことにチャレンジする姿勢を持って頑張ってほしい」と激励しました。
これを受けて、デジタルサービス局に配属された冨岡直希さんが決意を述べました。
デジタルサービス局に配属 冨岡直希さん
「IT技術を活用したDX=デジタルトランスフォーメーションを通じて、東京が持つポテンシャルを引き出したい」
式典のあと、環境局に配属された相良果央さんは。
東京都環境局に配属 相良果央さん
「普通に暮らしながら自然環境を保全できるようなまちづくりに貢献したい」
都によりますと、今年度は教員や警察、消防の職員を除いて、昨年度より400人近く多いおよそ2300人が新たに採用されたということです。
【愛知】大手自動車メーカーは2000人出席の入社式
トヨタ自動車の入社式が愛知県豊田市の本社で開かれ、およそ2000人の新入社員が出席しました。
この中で佐藤恒治社長は「信念を持って仕事に取り組んでほしい。いま世の中にないものを自分たちの手で作る車作りはやりがいのある仕事です。車の未来を変える原動力は皆さん1人1人の熱量だと思っています」と述べました。
そのうえで「情熱を持って車作りに取り組み、これから一緒に車の未来を変えていきましょう」と呼びかけました。
このあと、新入社員の代表2人が登壇し、誓いのことばを述べました。
新入社員 横井菜月さん
「技術者として品質保証に携わり、それぞれの地域で愛され、安全で信頼される車作りを仲間とともに実現し、未来へつなげていきたい」
トヨタによりますと、車の電動化など新しい領域での開発を加速させるため技術職を中心に採用を強化していて、昨年度に採用した人は新卒と経験者をあわせて3123人と、前の年度より1000人あまり多くなっています。
新入社員たちは研修を行った後、今月下旬以降、それぞれの職場に配属されるということです。
【愛媛】山林火災で被災 今治市では職員の辞令交付式
山林火災で被害を受けた愛媛県今治市でも新たに採用された職員40人余りに辞令が交付されました。
新年度スタートのきょうは、多くの企業や自治体で入社式などが行われていて、山林火災が起きた今治市でも8人の消防職員を含む42人の新たな職員の辞令交付式が行われました。
式ではひとりひとりの名前が呼ばれ辞令書が手渡されたあと、新職員を代表して市の消防本部に配属された越智千裕さん(21)が「消防の目的と任務を深く自覚し、誠実かつ公正に職務を遂行することを固く誓います」と決意を述べました。
続いて徳永市長が、「きのう、火災の鎮圧宣言をしましたが、炎の前で一生懸命がんばってくれた消防隊員や消防団がいました。市民の幸せに貢献するということを、さまざな経験を通してみなさんに実感してほしいです」と激励しました。
今治市ではきょうも消防が山林火災が起きた山に入り、地面を掘り返すなどして「熱源」が残されていないか確認する作業が続けられています。
市の消防本部に配属 越智千裕さん
「まだ職員となる前でしたがニュースなどで山林火災の状況を見ていました。市民の命と暮らしを守る頼れる消防士になりたいです」